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インターネット利用のデメリットは?5つの問題点とその対策を解説

インターネットのデメリットイメージ

1995年より一般に浸透していったインターネット。

今や多くの世代にとって必要不可欠なものとなっています。

各自が自由にインターネットに接続し、いつでもどこでも欲しい情報を引き出せるようになり、遠くの人との交流も以前より安価に行えるようになりました。

ネット通販も非常に便利になり、各社が顧客獲得のためにさまざまなサービスを提供しています。

あなたもよく利用しているのではないでしょうか。

しかし、多くの人が利用するようになった裏で、 インターネットを利用することのデメリットもまた大きくクローズアップされるようになりました。

インターネット上で流布している信ぴょう性のない情報や著作権の侵害、匿名性を悪用したいじめ・炎上など多くの問題が浮き彫りになりつつあります。

とくに、これから中高生のお子さんにスマートフォンやPCなどを買い与えるかどうか悩まれている保護者の方は、インターネットのデメリットについてよく理解しておきたいと考えているのではないでしょうか。 

この記事ではこんな疑問に答えます!

  • いつも何気なくインターネットを使っているけれどどういうデメリットがある?
  • 中高生の子どもにスマホやPCを買い与えたいが、インターネットを使う上で気を付けるべきことをどう説明したら良い?
  • 子どもがインターネットばかりしていて日常生活が疎かになっていて心配。これは問題行動の域にまで達しているの?

本記事では、インターネットのデメリットのうち、 影響の大きい5点について着目してその内容と対策を詳細に解説します。

中高生のインターネット利用で発生する問題と対策も紹介しますので、気になる保護者の方も確認してみてください。

本記事を読んでいただくことで、インターネットのデメリットについてその概要を把握することができるでしょう。

さらに、それらに対応する方法もご紹介します。

インターネットのデメリット5点について

インターネットを利用する上でのデメリットは多種多様ですが、要約すると以下の5点に分類されます。 

インターネットのデメリット5つ

  1. 信ぴょう性のない情報
  2. 情報の漏えい
  3. 著作権・プライバシーの侵害
  4. 匿名性の悪用
  5. 依存性の問題

これらのデメリットと対策を、1つ1つ詳細に見ていきましょう。

総務省が発表している「 国民のための情報セキュリティサイト」に掲載されている実際の事例も併せて紹介します。 

「信ぴょう性のない情報」の説明と対策

インターネット上に流れている情報は、どれも同じように見えます。

しかしそれが落とし穴で、実際に調査して正確性を期して掲載された情報は思いのほか少ないものです。 

悪意を持った情報も多く、詐欺サイトへの誘導やコンピュータウィルスのばら撒きなど、危険はあちこちに潜んでいます。

自衛手段を何も持たずにインターネットを利用していると、落とし穴に落ちる危険があります。 

総務省「国民のための情報セキュリティサイト」事例集

事例3:ホームページを見ただけで・・・

事例10:メールの儲け話に注意

信ぴょう性のない情報の対応策

信ぴょう性のない情報の対策を4ポイント挙げましたので、現状と照らし合わせて対応できるところから手を打ちましょう。

情報源を確認する癖をつける

はっきりとした出典元のない情報は、自ら出典に当たるようにする癖をつけましょう。

発信元が自分の知り合いだとしても、その人が間違っている可能性もあるのです。

よく見かけるSNSで情報の拡散を依頼するメッセージは、 たとえそれが善意からの行為であってもそれ以上拡散してはいけません。 

チェーンメールも同様です。自らがいい加減な情報をばらまく加害者とならないように気を付けてください。

とくに災害時にはデマが流れやすい傾向にありますので、信頼できる情報ソースからの情報収集に努めましょう。

 公式アカウントかどうかを見極める

Twitterならブルーの認証済みバッジが付いている認証済みアカウントがあるように、SNSは注目されるアカウントが実際に公式なのかどうかを表示する仕組みを持っています。

よく使用するSNSでは、 公式アカウントから情報を確認するように気を付けてください。 

時には、複数の公式アカウントの情報を比較することも必要になります。

サイトならメディアや企業の公式サイトなどが信頼できる情報ソースと言えるでしょう。

信頼できないURLにはアクセスしない

詐欺サイトへの誘導やコンピュータウィルスの送り付けなど、危険なURLは巷に沢山あります。

なかには 巧妙に信頼できる公式サイトのように装っている場合もあり、手口は巧妙化しています。

クレジットカードの番号や銀行口座の番号などはとくに狙われやすいので、入力する際は必ずセキュリティ的に安全なサイトかどうかを確認しましょう。 

【対策】インターネットバンキングのログイン

  • ログイン画面でID・パスワードを入力する場合
    1. 初回ログインは金融機関から郵送で連絡された信頼できるURLを直接手入力する
    2. 2回目以降のログインには、初回アクセスしたログイン画面をブックマークしておき、そこからアクセスする

信頼できる経路以外からアクセスした先は、金融機関のログイン画面にそっくりなフィッシングサイトかもしれないからです。 

重要な情報の入力は暗号化されたページか確認してから

また、クレジット番号入力画面やインターネットバンキングのログイン画面など、重要な情報を入力する画面は、SSLという技術で暗号化され、外部からは盗み見られないような仕組みになっていることが多いです。

この技術が使われているかどうかは、そのページのアドレスバーに鍵マークが表示されていて、かつそのアドレスや運営責任者が緑色の文字で表示されいてることで判別可能です。

大切な情報を入力する時は、暗号化技術の使われているページかどうかを確認しましょう。

総務省「国民のための情報セキュリティサイト」基本的な対策より

フィッシング詐欺に注意

覚えのない電子メールは開かず削除する

知らない人から送られてきたり、 身に覚えのない件名の電子メールは開かずに削除しましょう。

送信者が知人だったとしても、メールの本文がWebで自動翻訳したような怪しい日本語で、友人が書いたものではない感じがする場合は危険です。

添付ファイルのついているものはとくに怪しいので気を付けてください。

現在はプロバイダが対策をしているのですが、コンピュータウィルスは常に進化していますので、個人レベルでの注意は忘れないようにしましょう。

セキュリティ対策の実施

パソコンのOSや各ソフトウェアは常に脆弱性の更新を行い、コンピュータウィルスからの攻撃に備えています。

スマホなどインターネットに接続する機器すべてについてですが、 更新プログラムがある場合は速やかに更新しましょう。

「情報の漏えい」の説明と対策

よくニュースでも聞く「情報の漏えい」は、企業が管理している顧客情報が悪意のある攻撃や人為的ミスなどでインターネット上に流出する事です。

また、社外秘の情報を意図せずファイル共有してしまうという事件も情報の漏えいに当たります。

個人レベルでは、たとえばネット通販で入力したクレジットカード番号を盗まれたり、SNSに投稿した写真画像に埋め込まれた位置情報で意図せず自宅の場所を不特定多数の人に公開してしまったりという事がよく起こる事象です。

情報の漏えいの対応策

信ぴょう性のない情報の対策を3ポイント挙げましたので、確実に対応しましょう。

不要なファイル共有ソフトに注意

意図しない形で情報を漏えいさせる原因の多くは、「Winny」などのファイル共有ソフトの使用により、顧客情報や社外秘の書類まで不特定多数に共有してしまうことです。

ファイルの共有には細心の注意を払い、常に公開範囲は確認してください。

電子メールでのログイン情報変更連絡は信用しない

近頃では、詐欺の電子メールも手口が巧妙化し、ぱっと読んだだけでは信頼できるかどうかが分からないほどです。

通常、 重要な情報を変更するという連絡は機密事項なので郵送連絡のはずだと考え信用しないでください。 

期限を切られた連絡で気持ちが焦る場合でも、電子メールに記述されている連絡先は使ってはいけません。

基本的に写真には位置情報をつけて投稿しない

「Swarm」などの位置情報付き写真を投稿可能なアプリケーションは設定を確認し、 基本的には位置情報を付けないように設定しましょう。

スマホの設定で、特定のアプリケーションだけ位置情報を使わない、という設定もできます。 

また、以下に挙げるいくつかの大手SNSでは、情報付きの写真を投稿しても、位置情報は自動的に消去されますので比較的安心です。

位置情報が付かない処理機能のあるSNS

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Instagram
  • mixi
  • アメーバブログ  など

写真にどういう情報がついているかを調べ、その情報を削除するアプリケーションもありますので、投稿前にチェックするのも予防策としておすすめです。

写真の情報をまとめて削除できる「GPS Deloger」や「Looks」といったアプリケーションがよく利用されています。

誤って位置情報付きの写真を投稿したり、すでに何枚か知られたくない位置情報が付いた写真を投稿したままの場合はすぐに削除しましょう。 

「著作権・プライバシーの侵害」の説明と対策

電子データは簡単にコピーや改変が可能です。

元々インターネットはハイパーリンク(あるサイトに関連付けをしてワンクリックでそのサイトに飛べるようにする手段)で各サイトの情報が網の目状につながり、お互いに参照し合う形で進化してきました。

単に参照ならいいのですが、必要なデータを一般で言う「引用」形式ではなく、 さも自分が書いたかのようにコピーして使うという著作権無視の行為が横行しています。

写真などの画像やイラストも簡単にコピーできてしまうので、無自覚で著作権を侵害している人も多く、なかなか厳密に取り締まれないのが実態です。

また、ある人物を特定できる情報をSNSなどで身内にしゃべるような感覚で書き込み、知らず知らずのうちに他人のプライバシーを侵害しているという事もあります。

意図的に個人情報をバラまくネットストーカーもいて社会問題化しています。

著作権やプライバシーの侵害は、個人が被害者にも加害者にもなりうる問題として認識する必要があります。

総務省「国民のための情報セキュリティサイト」事例集より

事例6:ネットストーカーに注意

著作権やプライバシーの侵害をしない・させないための対策

著作権やプライバシーの侵害については、被害者にも加害者にもなる可能性があります。

どちらにもならないように、情報の発信時に気を付けたい点を挙げますので確認してください。

他人の著作物を無断で複製・発信しない

他人が著作権を有する画像や音楽、文章を勝手に使用してはいけません。

著作権法で定められた引用の範囲を超えて無断で自分のサイトに掲載すると、著作権の侵害になります。

人の顔が映り込んでいる写真になると、写真の撮影者だけでなく被写体の人にも画像使用の許諾を取らなくてはなりませんので気を付けましょう。

写真をSNSにアップするときは他人が映り込んでいないかどうか確認

他人が写っているいる写真を公開する場合、 撮影者のあなたがいくら問題なくても、写真に写り込んだ人の許可も得なくてはなりません。

肖像権の問題があるためです。気軽にSNSにアップしてしまうと、知らない内に他人の肖像権を侵害していることになりますので注意してください。

個人情報をむやみにインターネット上に公開しない

あなたの氏名や住所、電話番号といった情報は、あなた個人を特定できる個人情報となります。

インターネット上で公開してしまうと、ネットストーカーや詐欺の対象になる危険性が高まります。

FacebookやLINEなどでの発言時には、 発言範囲が自分の意図した範囲になっているのかどうかを必ず確認するくせをつけましょう。

中高生ではいじめの温床にもなる「匿名性の悪用」の説明と対策

インターネットの特徴である匿名性の高い環境は、忌憚(きたん)のない意見が言えるなどのメリットもあります。

しかし、デメリットとして発言が過激になりすぎる傾向があり、匿名性を悪用したいじめや有名人の発言に対する炎上・嫌がらせなど、様々な社会問題を引き起こしています。

とくに、インターネットを使い始める 中高生においては、学校の裏サイトなどでいじめの道具として使われている事が報道されることもあり、保護者としても心配の種です。

次のデメリットとして取り上げる依存性とも関連がありますが、学校から帰っても常に友人とつながっていられる状況が事態の悪化を加速させています。

河合塾「わくわくネット!」キミの未来発見 中高生のネット利用のトラブルと問題点より

4.LINE上で横行する昨今のいじめ

匿名性の悪用への対策

大人でも問題になりますが、特に中高生がインターネットを利用する時のデメリットとして気を付けたい匿名性の悪用について、対応策を2点説明します。

お子さんをお持ちの親御さんは、あなたのお子さんの様子と照らし合わせながら確認してください。

自分が誹謗中傷を受けた場合はサイト管理者へ削除依頼を

自分と特定できる形で特定のサイトやSNSサービス上で誹謗中傷を受けたら、 そのサイトやサービスの管理者に対して証拠(書き込み内容のスクリーンショット やURLなど)を提出して削除依頼を出しましょう。

詳しい手順などは下記のサイトをご覧ください。

総務省「国民のための情報セキュリティサイト」情報発信の際の注意 より

ネットを使ったいやがらせや迷惑行為

いじめの被害が現実での友人や学校に絡む場合は、いじめの証拠、書き込みのURLや画像などをしっかりと残し、それを持って学校や警察の生活安全課に相談しましょう。

現実社会と同等の責任感を持って書き込む

匿名性の高いインターネットでの発言は、つい行き過ぎた表現になることが多くなります。

とくに夜間は過激な表現になりがちです。

インターネットで発言する際は、送信ボタンを押す前に 「これは現実・対面でも堂々と言えるのかどうか」を確認してから送信してください。 

これだけでも、行き過ぎた発言はかなり抑えられます。

相手が挑発してきたら、インターネットから離れて電源を切り、冷静になる時間を取りましょう。

「依存性」の説明と対策

最後は、インターネットの依存性について取り上げます。

インターネットの世界でSNSやオンラインゲームなどにはまっていくうちに、 ネットなしではいられない状態になる大人や中高生が年々増加中です。

2013年夏に厚生労働省が発表したインターネット依存の中高生が国内に51万人と大きく報道されたのは記憶に新しいところです。

参考:  日本経済新聞「ネット依存の中高生、国内に51万人 厚労省推計 」 

インターネットの中でも人間関係ができて、そのしがらみで付き合わざるを得ないケースもあります。

しかし中高生の場合は、実際の友人たちが使っているから自分も周囲に合わせざるを得ない場合が多く、現在ならLINEのようなSNSに依存していく場合も少なくありません。

インターネットのために睡眠や勉強の時間を削っているようなら、かなり依存性が高まっている状態です。

河合塾「わくわくネット!」キミの未来発見 中高生のネット利用のトラブルと問題点より

3.ネット依存の現状

依存性への対策

インターネットに依存しているかどうかは、まずどの程度なのかを判定する指標で確認しましょう。

文部科学省「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議 (第4回)資料内にある「インターネット依存度テスト(IAT)」がよいチェックリストになりますのでお試しください。

文部科学省「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議 (第4回)資料

インターネット依存度テスト

上記チェックリストで現状確認をした後その度合いによって対策をします。

大まかな対策は2点あります。

  1. ネット依存の度合いを自覚する
  2. 実態を把握し、生活習慣を戻す

まずは、ネット依存になっていないかを自覚する事が大切です。

日々の生活記録を取りインターネットを使っている時間やその日の気持ちを記録すると、自分では気づかなかった長時間利用などの実態が見え、自覚しやすくなります。

実態を押さえた後、生活習慣を戻し、時間を決めてインターネットを使うように生活習慣を変えていきましょう。

本人の自覚がないまま無理やり生活習慣を変えるように言っても逆効果です。

まずは本人が、自分がネットに依存している度合いを正確に自覚させるようにしてください。

まとめ

ここまで見てきた5点のデメリットとその対応策のおさらいです。

  1. 信ぴょう性のない情報
    1. 情報源を確認する癖をつける
    2. 信頼できないURLにはアクセスしない
    3. 覚えのない電子メールは開かず削除する
    4. セキュリティ対策の実施
  2. 情報の漏えい
    1. 不要なファイル共有ソフトに注意
  3. 著作権・プライバシーの侵害
    1. 他人の著作物を無断で複製・発信しない
    2. 写真をSNSにアップするときは他人が映り込んでいないかどうか確認
    3. 個人情報をむやみにインターネット上に公開しない
  4. 匿名性の悪用
    1. 自分が誹謗中傷を受けた場合はサイト管理者へ削除依頼を
    2. 現実社会と同等の責任感を持って書き込む
  5. 依存性の問題
    1. どの程度依存しているかをチェックリストを使って確認する
    2. 現状を自覚した後に生活習慣を改善していく

刻々と変化し、進化し続けていくインターネットの世界ですが、デメリットそのものには大きな変化はないでしょう。

ただ、その対策も変化し続けますので、 常に最新の情報には気を付けて怠りなく対策していく必要があります。

インターネットは仕事にも私生活にも欠かせない存在となりつつあるため、気をつけるべきことをきちんとおさえて便利で楽しいインターネット活用ができるようになりましょう。

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