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格安スマホで使う格安SIMの通信速度ってどんな感じ?通信速度について知ろう!

格安スマホで使う格安SIMの通信速度ってどんな感じ?通信速度について知ろう!

大手キャリアからMVNOが提供する格安スマホへ乗り換える際、通信速度について気にされる方は非常に多いです。

料金が安くなるのは良いけど、安かろう悪かろうじゃないの?

確かに、格安でサービスを提供できるのには理由があります。しかし不安になる必要はありません。

この記事ではこんな疑問に答えます!

  • 格安スマホは通信速度が遅いってホント?
  • パンフレットで見る「ベストエフォート」とか「バースト機能」ってなに?
  • ○○Mbpsって言われても実際よく分からない…

MVNOが格安でサービスを提供できる仕組みと、その料金プランの特徴についてしっかり理解すれば、 むしろ格安スマホの方が快適に利用できる場合もあります。

今回はまずスマートフォンの通信速度の見方を確認し、大手キャリアとの違いや、どのくらいの通信速度があればどのようなことが可能なのか?ということについて説明します。

スマートフォンの通信速度とは

「下り通信速度最大150Mbps」、「上下通信速度最大500kbps」

スマートフォンの通信速度を表す際には上のような表現が使われます。

スマートフォンの「上り」「下り」

「上り」や「下り」、「上下」はアップロード or ダウンロードのことを表しています。

前者はEメールを送信したり、TwitterやFacebookに投稿する時に、後者はEメールを受信したり、WEBサイトを閲覧する時などに関わってきます。

それでは 「最大」や、「Mbps」「kbps」とはどういうことでしょうか?

最大=理論値、ベストエフォート

「最大」が付くのにはいくつか理由があります。

例えば同じドコモと契約した場合でも、LTE対応機は150Mbpsや225Mbpsといった高速データ通信が可能なのに対し、LTEに非対応の機種だと最高でも14Mbpsしか出ません。

このように 機種によって対応している通信規格が異なるために最大通信速度が異なるというケースが多々あります。
(逆に同じ機種であっても、「契約するキャリアによって違う...」というケースも当然あります。)

もう1つの理由として数値はあくまでも理論値、ベストエフォートだということが挙げられます。

設備がフルに稼働すれば、 理論上はそれだけの速度が出るということを表しているのです。

実際には同じ設備を複数のユーザーが利用するので、回線が混雑すると速度は低下します。

また高速通信データ量を超えた場合など、定められた条件を満たすと意図的に速度を低下させられる場合もあります。

あくまでも理論上、 最高の条件が揃った時にはこれだけの速度が期待できるということで「最大」なのです。

通信速度の単位=bps

bps」(ビーピーエス)とはbit per second、1秒間に1bit(ビット)のデータ量を通信することを表しています。

スマートフォンの通信速度を表す場合には、このbpsの頭に k(キロ)M(メガ)をくっつけて「kbps」や「Mbps」として使われる場合が多いです。

ちなみに 1Mbit=1024kbit(1kbit=1024bit)なので、1Mbps=1024kbps(1kbps=1024bps)ということになります。

このように一般的に通信速度を表す場合は「bit」が用いられることが多いですが、Byte(バイト)を使った「B/s」(Byte per second)という表現もあります。

前者のように小文字のbの場合はbit、後者のように大文字のBの場合はByteを表しています。

この2つがどれくらい違うのかというと、8bit=1Byteなので8倍もの差があります。

なので例えば 1Mbpsと1MB/sでは後者の方が8倍も速いということになります。

bpsで表される場合が多いですが、B/sと記載されている場合もあるので注意しましょう。

大手キャリアと格安スマホにおける通信速度の違い

格安スマホを提供している MVNOと呼ばれる通信会社は自社で回線設備を所有していません。

ドコモやauといったMNOから借り受けた回線を提供しているのです。

au系MVNOに関しては2015年9月現在、3Gデータ通信やVoLTEといったサービスは提供されていませんが、LTEデータ通信が利用可能なエリアはMNOであるauと同じです。

そのためドコモ系MVNOに関して言えば、 格安スマホだから通信エリアで劣っているということは一切ありません。

au系MVNOは3Gデータ通信には非対応ですが、現在はLTEエリアもかなり拡大しているのでよほどの山奥や田舎でなければ心配はいらないでしょう。

差が出てくるのは通信速度です。

簡単に説明すると、 MVNOの通信速度はMNOから借りた回線設備の規模に左右されます。

MVNOが提供している回線は元々MNOから借りているものですから(理論上は)MNOを超えることはないですし、設備投資をケチれば他のMVNOと比べても遅いということにもなります。

このため実際の通信速度のことは、 実効速度と呼ばれています。

下の2つのスクリーンショットはMNOであるドコモ(左)と、そのドコモ網を利用するMVNOの1つOCN モバイル ONE(右)の回線でそれぞれ実効速度を計測したものです。

ドコモの実効速度 OCN モバイル ONEの実効速度

左(spでは上):ドコモの実効速度/右(下):OCN モバイル ONEの実効速度

ダウンロード速度を比べると左側のドコモの方が圧倒的に速いことが分かります。

アップロードはOCNの方が勝っていますが、ダウンロード速度の差に比べると誤差のようなものでしょう。

このように格安スマホの場合は大手キャリアのスマホに比べて 通信速度が遅いケースが多いのが現状です。

またその時は快適に通信できていても、急激に利用者が増えると設備の増強が追い付かずに快適でなくなってしまうこともあります。

ただ大手キャリアと比べると 通信速度は格安スマホの弱点であることは確かですが、ここにはメリットも存在します。

通信制限時の最大速度は格安スマホの方が上!!

大手キャリアのパケット定額サービスにはそれぞれ通信制限が設けられていますが、その低速制限時の最大通信速度は128kbpsと各社揃って横並びです。

一方で格安スマホの場合、低速制限時の速度はMVNOによってバラバラです。

しかし最近は200kbpsという数字が標準になってきているようで、中には最大250kbpsや最大500kbpsのプランを提供しているMVNOもあります。

しかも「最大」としながらもきっちり200kbps出たり、またそれ以上の速度を出すようなところもあります。

つまり 低速制限時に限ってみれば、大手キャリアよりも格安スマホの方が優秀なのです。

各通信速度でできること・できないこと

スマホの使い方によっては、高速通信があまり必要でないというユーザーもいるでしょう。

そのようなユーザーには、 多少通信速度が落ちても月額料金が安いMVNOの方が適していると言えます。

それではどれくらいの通信速度があれば満足にスマホが使えるのでしょうか?

格安スマホでも理論上は最大225Mbpsなどの高速なデータ通信が可能です。しかし実際にはそこまでの速度はなかなか出ません。

とくに 混雑する時間帯だと10Mbpsどころか1Mbpsも出ないことも珍しくありません。

ここでは200kbps/500kbps/1Mbps/3Mbps/10Mbps以上の5段階に分けて、どのくらいの通信速度が出れば何が可能になるのか?ということを見ていきます。

200kbps

多くの格安スマホにおいて通信制限、あるいは高速通信OFF時の低速通信は最大200kbpsに設定されています。

150Mbpsなどと比べるとものすごく遅い数字に見えるかもしれませんが、 200kbpsもあればテキストデータがメインのEメールやLINEは全く問題ありません。

050plusなどのIP電話も利用できます。

メールやLINEで画像を送信する場合はちょっと時間が掛かるかもしれません。

例えば200kbps(=25KB/s)で1MB程度の画像を送信するのに必要な時間は1000/25=約40秒となります。

TwitterやFacebookなどのSNSやブラウジングに関しても同じような感じで、テキストがメインのWEBサイトを閲覧するのであれば200kbpsでも十分可能です。

画像が多いサイトだとちょっとつらいかもしれませんが、全く閲覧できないということはありません。

少しタイムラグが生じるかもしれませんがGoogleマップも使えます。

高速通信状態に慣れていると最初は少しストレスに感じるかもしれませんが、メッセージアプリやSNSアプリ、ブラウジング程度なら200kbpsもあれば十分可能です。

一部のMVNOが採用しているバースト転送とは

IIJmioDMMモバイル など、一部のMVNOでは「バースト転送」という機能が存在します。

この機能は通信開始時の数秒間だけ速度制限を解除するため、データ量の少ないサイトなら速度制限が実施されるまでに読み込みを完了させることが可能です。

またバースト転送中に読み込みを完了できなくても、最初に多くのデータを読み込めるだけでもかなり快適にWEBサイトを閲覧することが可能になります。

同じ200kbps通信でも バースト転送機能があるMVNOとないMVNOでは体感速度が違ってくる、ということは頭に入れておくと良いでしょう。

高速通信のON/OFFを切り替えるアプリを提供しているMVNOも多い

MVNOによっては 高速通信のON/OFFを切り替えられるものがあり、またそのための専用アプリを提供しているところも多いです。

メールやSNSを利用する時はあえて低速通信に切り替えることで、 高速通信が可能なデータ容量を節約することが可能なのです。

これは大手キャリアにはない大きなメリットです。

このアプリを上手く使いこなすことができれば、SNS等がメインのライトユーザーには大手キャリアよりも格安スマホの方が向いているかもしれません。 

500kbps

OCNモバイルONEUQ mobile など一部のMVNOでは、最大通信速度を500kbpsとするプランが提供されています。

500kbpsもあれば 画像が多いサイトでもかなり快適に閲覧できます。

200kbpsと比べると単純に2.5倍速い計算ですから、使ってみるとその違いは十分実感できるかと思います。

200kbpsとの大きな違いは動画の ストリーミング再生が可能になるところ。

200kbpsではほぼ不可能な動画再生が、500kbpsならまあまあの画質で視聴できます。

YouTubeの標準画質の再生には700kbps程度が必要だと言われていますが、500kbpsでもアニメ動画なら視聴できるでしょう。

Googleマップもサクサク読み込めるので、ナビゲーション機能が快適に利用できます。

1Mbps

1Mbpsもあれば 大概の事が可能になります。

動画再生に関して言えばYouTubeの画質360p~480p程度、スマホで視聴するなら 実写映像でも問題のないレベルです。

スマートフォン向けのWEBサイトであれば、よほど重いサイトでなければ ストレスなく閲覧できるでしょう。

アプリのダウンロードや更新もまあ耐えられるレベル。

例えば30MB程度のアプリだと約4分掛かるので、使いたいアプリを見つけた時にダウンロードしてすぐ使えるというわけには行きませんが、ダウンロード済みのアプリを更新するだけなら自宅に帰ってから時間に余裕がある時に更新すれば良いでしょう。

ただし テザリングしてPCをインターネットに接続したい場合は、最低でも1Mbpsは欲しくなってきます。

同じサイトを閲覧するのでも、PC向け表示とスマホ向け表示とではデータ通信量が大きく異なるからです。

テザリングでPCを使いたいならこの1Mbpsが基準になってきます。

3Mbps

ぷららモバイルLTE が通信速度最大3Mbpsの 定額無制限プランを提供しています。

またBluetoothテザリングの場合は最高でも3Mbpsまでしか出なくなります。

テザリングでPCをインターネットに繋ぐ場合は3Mbpsくらい欲しいですね。

FlickrやGoogleフォトのような大量に画像が表示されるサイトは厳しいですが、それ以外なら 十分実用的な速さと言えるでしょう。

ゲームに関してはアプリによって仕様が異なるので難しいところ。

シナリオを進めて条件を満たすと新たなデータをダウンロードするようなタイプの場合、通信速度はそれほど重要ではないので3Mbps程度でも十分でしょう。

しかし他のプレイヤーとリアルタイムで遊ぶようなアプリの場合は一定の速度が要求されるかと思います。

そのような ゲームアプリの場合は3Mbps程度だと厳しいかもしれません。

10Mbps~

回線が混雑する昼間などはなかなかここまでの速度は出ないかも知れませんが、10Mbpsもの速さであれば ほとんどの作業がストレスなく行えるでしょう。

むしろこれ以上の速度が必須のサービスというのはそうないでしょう。

スマホのゲームアプリなら 2桁も出れば十分だと思います。

2桁も3桁もの高速通信が必要な場面と言えば、オンラインストレージの大容量ファイルを同期したり、高画質な動画をダウンロードしたりしてすぐ視聴したい時などでしょうか。

ただし、 快適だからといって通信し過ぎるとあっという間に通信制限引っ掛かってしまう恐れもあります。

全く同じ作業を行うのであれば、当然速度が速かろうが遅かろうが最終的な通信量に差はありません。

しかし、低速では視聴できない 高画質な動画を再生すると通信量が増えてしまうといったケースもあるので注意が必要です。

まとめ

格安スマホの通信エリアは大手キャリアに劣らないものの、通信速度は遅くなりがちです。

ただしそれは高速通信時の話であり、低速通信に関しては格安スマホの方が速く設定されている場合がほとんどです。

低速200kbps通信でもメールやチャット、SNSくらいなら全くストレスなく利用できます。

むしろ 多くのユーザーにとっては150Mbpsもの高速通信が必要なシーンというのはほとんど存在しないでしょう。

このような格安スマホの 通信速度の特性を理解して、バースト転送や速度切り替えアプリを上手く使いこなせば、 大手キャリアよりも快適に利用することは十分可能です。

Soldiでは「 MVNOの実効速度の比較 」の記事も掲載していますので、こちらも参考にしていただくと良いと思います。

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