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モバイルWi-Fiを無制限で使えるプランがある!通信のプロが解説

モバイルWi-Fiの使用イメージ

近年、新しいプランがどんどん出てきているモバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)。

無制限で使えるようになったと聞いたのに、いざ調べてみると実はやっぱり制限があると書いてあったり…。

どの情報が本当なのか全然わからない!という人も多いのではないでしょうか?

この記事ではこんな疑問に答えます!

  • 「無制限」って書いてあるモバイルWi-Fiって一体何が無制限なの?
  • 無制限プランってなにかデメリットはないの? 注意しておくことは?
  • 通信制限とコスパ、両方気になるんだけど結局どのモバイルWi-Fiがおすすめなの?

今回の記事では、通信のプロが徹底検証します。


無制限を謳うプランでも、実は申込サイトには小さく通信制限について書かれていて、 いざ申し込んでみると「無制限じゃないじゃん!」と不満を持つ人が多くいます。

また、本当に無制限でも、思ったより速度が遅くて 「これなら無制限プランじゃない方が良かった」と言う人もいるようです。


当記事は真実のみをお伝えしているため、あなた自身でモバイルWi-Fiを契約すべきなのかどうかが分かるでしょう。

不満の残らないモバイルWi-Fi選びのために、最後まで読んでみてくださいね。

モバイルWi-Fiの「無制限プラン」は「データ通信量が無制限」

モバイルWi-Fiで言うところの「無制限」というのは、「データ通信量が無制限」という意味です。

では、そもそも「データ通信量」とは何なのでしょう?

この辺りがぼんやりとしているために、 「無制限」と言われてもピンとこないという人も多いのではないでしょうか。

「データ通信量」=パケット消費量

インターネットを利用してデータを送受信する際、データを小さなサイズに分割して行うことを「パケット通信」といいます。

その小さく分割された一つひとつのデータが「パケット」です。

「データ通信量」という場合には、 消費するパケットの量のことを指していると考れば良いでしょう。


スマートフォンなどを利用するにあたり、データがどれくらい消費されるがご存じですか?

使い方のスタイルが人によって違うため、一概には言えませんが、 9割以上の人は、1日に使うデータ量が100MBに満たないと言われています。


では、1日100MBというのは、どれくらいの作業量に相当するのでしょう。

100MBのデータ作業料イメージ

例えば、 

  • LINEでのやり取りを100往復
  • ウェブページの閲覧を100ページ
  • 動画の視聴を30分程度

これらをすべて行っても、 合計でおよそ100MB弱の消費と考えれば、イメージしやすいでしょうか。

3GB/月の使い方イメージ

1日100MB程度の通信量であれば、1ヶ月の総データ通信量は3GBで収まります。

スマートフォンやタブレットを契約する際に、「◯◯GBプラン」などを選択することがありますが、上記のような一般的な使い方であれば、月あたり3GBのプランを契約しておけば足りるということになります。


もっと具体的に自分の通信量を知りたい方は、お手持ちのスマートフォンのデータ量を確認してみましょう。

docomo、au、ソフトバンクなどのキャリアのマイページから確認できます。

どれぐらいインターネットを使うと何GBになるのか?の感覚をつかむために、毎月チェックするのもおすすめです。


モバイルWi-Fiにおける「無制限プラン」は、ここまでで説明した 「月ごとのデータ通信量」が無制限になるという意味合いです。

でも本当に通信データ容量を気にせずにいくらでも使い放題ということなのでしょうか?

次の章でこの謎について説明します。

モバイルWi-Fiの「無制限プラン」は「データ使い放題」ではない!

「無制限」を謳い文句にしているモバイルWi-Fiはたくさんあります。

これらが本当に無制限であれば、外でも動画が見放題、ゲームもし放題。光回線などの固定回線と同じように使えてしまいます。

だとすれば、すごいですよね?


残念ながら、これらのプランにも「データ通信量の制限」があるのです。

その制限とは、 「ある一定の期間に、定められた量以上のデータを送受信すると、急に回線速度が遅くなる」というものです。

例えば、ある無制限プランに、「3日で3GB」という速度制限がついているとします。

その場合、ある3日間の間に、集中的に動画を閲覧するなどして3GBをオーバーしてしまうと、そこで速度制限がかかり、データ通信の速度が急に落ちてしまうのです。

3GBをオーバーすると速度制限がかかる

つまり、 短期間に一気にデータ通信をしすぎると「ちょっと待った」という制限がかかってしまうということです。

このプランの場合であれば、 連続した3日間で集中的にデータ通信をすることがあれば、合計3GBを超えないように注意しておけば制限にはかかりません。

たくさん使いたいから「無制限」を選んだのに、たくさん使えない場合がある…という状況では、なんだか騙されたような気がしてしまう、という人も多いのではないでしょうか。


ですが、制限の内容は各社異なりますし、よく調べるとそんなに気にしなくても良いレベルの制限内容の会社もあるのです。

次の章では、「無制限」を謳っているモバイルWi-Fiを見ながら、その内容を徹底的に比較してみましょう。

公式ページで「無制限」と謳っているモバイルWi-Fi一覧

まずは一覧表で確認してみましょう。

比較のために、無制限プランのない大手携帯キャリアも表に含めています。


無制限プランの有無 速度制限の条件 速度制限時の速度
1.UQ WiMAX

あり

ツープラスギガ放題

3日で10GB 1Mbps
2.Y!mobile

あり

Poket WiFiプラン2

※アドバンスオプション設定時

3日で3GB 128kbps
3.スマモバ

あり

LTE使い放題

3日で3GB 200kbps
4.docomo なし なし
5.au なし 3日で3GB 128kbps
6.SoftBank なし 3日で3GB 128kbps

それでは、モバイルWi-Fiのうち「無制限」を謳うプランがある「UQ WiMAX」「Y!mobile」「スマモバ」のそれぞれについて詳しく検証をしていきましょう。

1.UQ WiMAX

UQ WiMAXには無制限の「ツープラスギガ放題(4,380円/月)」というプランがありますが、 「混雑回避のための速度制限」として、3日で10GBという制限を設けています。

3日間のデータ通信量が10GBを超えると、その翌日の夜間(18時〜翌日2時頃)、最大通信速度がおよそ1Mbpsとなります。(2017年2月現在)

1Mbpsというのは、標準画質レベルのYouTube動画を閲覧することができる速度であり、大容量ファイルのダウンロードなどをしない限りそこまで困る速度ではありません。

速度制限中も1Mbpsという速度で使えるのはWiMAXの強みです。

2.Y!mobile

Y!mobileの場合は、「Pocket WiFiプラン2(3,696円/月)」というプランに加入した上で、オプションとして「アドバンスオプション(1,684円)」という項目を追加した場合にのみ、月間データ量の上限がなくなります。

通信制限は「混雑回避など通信品質確保のため」として、「3日間で3GB」です。

3日間のデータ通信量が3GBを超えると、翌日の6時から翌々日の6時まで、最大通信速度が128kbpsとなります。

<<{"name": ["todo", "edit"], "params": {"message":"【伊藤さんへ】http://www.ymobile.jp/plan/option/advance_option/index.htmlの図を引用してください。

128kbpsというのは、 テキストだけのメールやLINEのやり取りであれば、問題なく送受信ができるレベルの速度です。

Facebookなど写真の多いウェブサイトを閲覧する場合は、スムーズに画像の読み込みがされません。

YouTube、マップ、ナビ類は、ほとんど利用できなくなる速度です。

3.スマモバ

スマモバの「LTE使い放題プラン」は、NTTドコモのLTE回線が使い放題というプラン(3,980円/月)です。

こちらも、 3日間で3GBという制限を設けています。

前日・前々日・3日前の利用通信総量が3GB以上となった時点で、最大通信速度が200kbpsとなり、翌深夜0時に解除されます。

200kbpsは、Y!mobileの制限である128kbps よりは緩いものの、通信速度としては128kbpsとあまり変わりませんので、 動画などを見たい場合にはほとんど使えなくなるのが実際のところです。

おすすめの「無制限」プランはUQWiMAX

モバイルWi-Fiでデータ通信量「無制限」を謳っているプランを3つご紹介しました。

この中で最もおすすめできるものを挙げるとすれば、「1.UQ WiMAX」になるでしょう。


さまざまな観点から見ても、 UQ WiMAXのひとり勝ちという状況になっているのが実情です。

一つひとつ説明していきましょう。

1.制限内容がゆるく、体感としては“ほぼ”無制限

UQ WiMAXの場合、“ほぼ” 無制限でデータ通信を行うことが可能です。

“ほぼ”と言える理由となる、制限内容のゆるさを3点挙げます。

「3日間で10GB」は滅多に超えない

UQ WiMAXも他の2社も、データ通信の容量が多すぎると、先に説明した通り「速度制限」がかかる点は同じです。

しかし 「3日間で10GB」と「3日間で3GB」では、3倍以上の開きがあります。

UQ WiMAXであれば、1日で3GB以上使えるわけですから、この差はかなり大きいといえるでしょう。

普通に使っていればこの制限を超えることはあまりありません。


逆に、下記のようなことを頻繁にする場合は制限の対象になりやすいです。

  • 高画質動画を長時間閲覧する
  • 大容量のゲームソフト等をダウンロードする
  • LINEやSkypeなどの無料通話を長時間行う

速度制限ペナルティの低速期間が一晩だけで済む

また、速度制限がかかって 低速になる時間帯が短いという点も大きな魅力の一つです。

UQ WiMAXの場合は、翌日の18時~翌2時まで我慢すれば、また元のようにデータ通信を再開することができます。

Y!mobileは翌日の6時から翌々日の6時までですし、スマモバは翌深夜0時までですから、ほぼ1日低速のまま過ごさなければいけないという状況になってしまいます。

たったの一晩だけの我慢で済むUQ WiMAXはおすすめといえます。

低速期間中もWeb閲覧だけなら十分な速度が出る

速度制限中、どれくらい遅くなるのかも、非常に重要なポイントです。

UQ WiMAXが1Mbpsであるのに対し、Y!mobileは128kbps、スマモバは200kbps。

速度が200kbps以下では、一般的なインターネットの利用に関してはかなりの制限がかかるといって間違いありません。

1Mbpsの速度が出ていれば、普通レベルのYouTube動画が再生できるということを考えると、UQ WiMAXの場合は “ほぼ”無制限で使えるといっても良いでしょう。

2.料金が安い

現状では、料金面でもUQ WiMAXが最もお得です。

モバイルWi-Fiを2年間使った場合の総額で計算すると、下記の通り。その差は歴然としています。


2年間の利用料金総額
1.UQ WiMAX 71,004円
2.Y!mobile 107,712円
3.スマモバ 98,520円

UQ WiMAXの金額は、直営店ではなく、販売代理店経由の「GMOとくとくBB」にて契約した場合の金額です。

現状では、GMOとくとくBBを通して契約するのが最も安く契約できます。(2017年3月現在)

※Y!mobileは「Yahoo WiFi」、スマモバは「ドコモの直営店」での契約となります。

3.デメリットは対応エリアのみ!

唯一、WiMAXのデメリットとして挙げられるのは、「対応エリアが狭い」ということです。

WiMAXの現在の主要回線である「WiMAX2+」の対応エリアはまだまだ主要都市部が中心です。

一方LTE回線であるソフトバンクの回線を使っている Y!mobileや、ドコモの回線を使っているスマモバと比較すると、この点だけはWiMAXが劣っているという結果になります。

とはいえ、WiMAXの現在の人口カバー率は90%以上となっており、エリアはこれからも拡張されていきます。

「住んでいる地域で使えない」という状況でない限りは、やはりWiMAXが最もおすすめであるということには変わりがありません。


ここまで、モバイルWi-Fiの「無制限プラン」の仕組みと、おすすめのプランについてご説明してきました。

この後は、そもそも「無制限」を選ぶべきなのかどうかを判断するため、デメリットについて説明します。

契約前に確認を!モバイルWi-Fi「無制限プラン」のデメリット2つと回避策

「無制限」という言葉に惹かれて、思わず飛びつきたくなるという人も多いでしょう。

しかし、先にご説明した通り、無制限といっても実質は使い放題というわけではないということがお分かりいただけたかと思います。


無制限プランのデメリットについても、ここで改めてまとめておきましょう。

デメリット1.料金が高い

これは無制限プランの全般にいえることですが、5〜7GB程度の制限のあるプランと比較すると、料金が月額で1,000〜2,000円程度高くなります。

Y!mobileの例では、5GB制限のプランが2,480円、制限なしプランが3,696円です。

データの消費量の目安については既にご説明した通りですが、自分の利用状況を振り返り、 「そんなに使わないな」と感じる場合は、制限付きプランを選択した方が良いでしょう。

デメリット2.実質、無制限ではない

Y!mobileの「Pocket WiFiプラン2」、スマモバの「LTE使い放題プラン」に関しては、実質無制限とは言えないプランになっています。

使い放題と思いこんで大容量のデータ通信を行うと、ほぼ「使えない」と言っても差し支えないレベルの「速度制限」をかけられます。

まる1日インターネットが利用できないような状況になってしまうことは、先にご説明した通りです。

比較的制限のゆるいUQWiMAXに関しても、 日常的に大容量ファイルのアップロード・ダウンロードを行う人にとっては無制限とは言えない状態です。


「無制限」「使い放題」など、広告の目立つ文字だけを見るのではなく、小さな文字で書かれている注意書きまで、しっかりと目を通すようにしましょう。

大切な部分ほど、小さな文字で書かれている場合が多いものです。


今回の記事では、モバイルWi-Fiの無制限プランについてご説明をしてきましたが、「もしかして無制限プランじゃなくてもいいかも?」と思われた人もいらっしゃるのではないでしょうか。

次章では「無制限ではないけれどおすすめできるプラン」をいくつかご紹介します。

無制限ではないがおすすめなモバイルWi-Fiプラン

メールやLINEの送受信、ウェブページの閲覧やSNSへの書き込みなどが中心であれば、ほとんどの人は1日100MBもデータを使いません。

仕事などで毎日のように大量のデータ送受信を行う人、動画をたくさん閲覧する人、長時間ゲームを楽しむ人でなければ、制限つきのプランを選択してみてはいかがでしょうか。

月額料金が安いプランが多いので、費用を抑えたい人にはおすすめですよ。

1.Y!mobile「Pocket WiFiプランSS」

月額料金は2,480円。高速データ通信容量は月々5GBまでです。

月々のデータ通信量が5GB近くまでいくという人にとっては少々不安ですが、そこまでいかないという人にとっては、 月額が断然お安くなるのでおすすめです。

Y!mobile「Pocket WiFiプランSS」

2.Yahoo! Wi-Fi「Y!Fi ずーっと得するデータプランS」

月額料金は2,480円。高速データ通信容量は月々7GBまでです。

Y!mobileの5GBではちょっと不安かな…という人には、こちらの方がおすすめですね。

ただしこのプランは、月額462円のYahoo!プレミアム会員に登録することが必要です。

Yahoo!プレミアム会員の特典が全く不要であるという人にはムダになってしまうため、おすすめしません。

Yahoo! Wi-Fi「Y!Fi ずーっと得するデータプランS」

モバイルWi-Fiの契約に必要なもの

最後に、モバイルWi-Fiの契約時に必要なものを列記しておきます。

契約したいプランが決まったら、これらを準備しておきましょう!

  • クレジットカード払いの場合
    • 本人名義のクレジットカード
    • 本人確認書類
    • 印鑑

  • 口座振替の場合
    • 本人名義のキャッシュカード(通帳)
    • 本人確認書類
    • 印鑑

まとめ

モバイルWi-Fiの無制限プランについて解説をしてきましたが、いかがでしたか?

改めてポイントをまとめると下記のとおりです。

    • モバイルWi-Fiの「無制限プラン」は「データ使い放題」ではない
    • 「無制限プラン」は「月額用量プラン(7GB)」に比べると、2,000円程度高めの傾向
    • おすすめの「無制限」プランはUQ WiMAX


通信料を気にせずにインターネットを利用したい人にとって、データ通信料が無制限のモバイルWi-Fiは大きな魅力です。

しかし、無制限と謳っていても、実際には無制限とは言えないプランがあるということは、お分かりいただけたと思います。

契約の際には、「無制限」という言葉だけに飛びつかず、 細かい注意書きまでよく目を通すようにしましょう。

大容量のデータ通信をする人には、すぐに速度制限をかけられてしまうようなプランは、おすすめできません。


モバイルWi-Fiを選ぶ際には、サービス内容、金額とともに、自分のインターネット利用状況をよく確認するようにしましょう。

利用したいデータ通信量をチェックし、最適のプランを選ぶようにしましょう。

節約になるだけでなく、ストレスを感じることなくインターネットライフを楽しむことができるようになりますよ!


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