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【図解つき】3分でわかるMVNO!元通信事業者が教える正しい定義とオススメMVNO

横文字が頻繁に出てくる通信・スマホ業界で、頻繁に聞かれるのが「MVNO」です。

意外と分かった振りをしているけど、人から一体何なの?と聞かれると答えられない…という人は多いのではないでしょうか?

結論からいうとMVNOは格安SIMとほぼ同じものと考えて良いのですが、MVNOの中にはいくつかのカテゴリーがあることを知っていますか?

簡単に示すと以下のような関係です。

2018年現在、確認できている限りで国内MVNOはなんと「684事業者」が存在します。

※総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(平成28年度第3四半期」を参照

ここで「複雑すぎる…!」と思った方も、ある程度読み進めていただければ、MVNOが何かすっきり分かると思います。

問題はMVNOの知識をちゃんと知っておかないと、品質が低かったり自由度が低いサービスを選んでしまうかもしれないという事です。

たとえば、世の中のMVNOでは「キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と同じ回線なので通信品質・エリアも万全!」というキャッチコピーがよく見られます。

それに対して、利用者からは

  • 通信遅いけど、本当に同じ回線なの?
  • ドコモ(au/ソフトバンク)の回線じゃないんじゃないの?

という疑問の声が上がりがちです。

その疑問も、この記事でちゃんと解決できますよ。

そのレベルまでくれば、MVNO選びの上級者といっても差し支えないでしょう。

今回は、元通信事業者の筆者が、イラストを交えつつ

  • そもそもMVNOって何?
  • MVNOの中でどれが良いのか?

という疑問に徹底的にお答えします。

  • MVNOの中で自分に合ったサービス
  • 通信スペックの高いMVNO

を見分けるためにも必要な知識なので、MVNO申し込みを考えている人にも必見です!

ぜひ最後まで読み進めてください。

目次

今回のポイントを先出し!

MVNOの定義よりも、おすすめのMVNOを知りたいという方に、今回のまとめを載せておきましょう。

筆者おすすめのMVNO(格安SIM)

  • Y!mobile(厳密にはキャリアです)
  • 楽天モバイル
  • mineo
  • UQモバイル
  • IIJmio

おすすめのMVNOを先に見る

MVNOのよくある質問の答え

  • iPhoneでは使えるの?→今では使えるMVNOも増えてきました。
  • キャリアと本当に回線は同じ?→同じです。
  • 速度はキャリアより遅いの?→遅くなります。理由は後述

MVNOのメリット・デメリット

MVNOのメリット

  • なんといっても安さが一番のメリット
  • ポイントや動画フリーなど、サービスごとの付加価値がある

MVNOのデメリット

  • 通信速度はどうしても犠牲になる
  • キャリア由来のサービスは使えない

MVNOのメリット・デメリットを先に見る

では本編に参りましょう!

MVNOとは「仮想移動体通信事業者」のことだが…

MVNOとは、Mobile Virtual Network Operaterの略で「仮想移動体通信事業者」のことを指します。

とは言っても何の事か分からないという突っ込みが聞こえてきそうです。

簡単にいうと、自らは通信設備を所有しておらず、キャリア※から通信設備を借り受けた上で通信サービスを提供する事業者です。


※上下関係にあるMVNOからさらに通信設備を借りているMVNOもあります。

今回の記事では「たとえ話」を多用していきますが、大家さんと借主の関係のようなものです。

MVNOが安い理由:通信設備を自社で所有するのは非常にコストがかかる

MVNO・格安SIMはキャリアより通信費が安いというのは、一般にも浸透しつつあります。

それは上記のように「通信設備を自社で持たない」という事が大きな理由です。

通信設備機器の相場は1台数億円!

全国エリアを網羅する通信設備を所有するには、数億どころではきかないコストがかかります。

MVNOが持っている通信パケット交換機1台でも、5億近くかかる事例を見てきました。

通信設備を自社で持つコストに応じて、利用者にも相応の通信費がかかるという事ですね。

マンション物件を自分で購入・所有するには相当の費用がかかる事と似ています。

MVNOは通信設備を「借りているだけ」なのでコストが抑えられる

その一方、MVNOでは通信設備をあくまで「借りている」ので、ゼロから設備を所有するコストがかかりません。

賃貸マンションを借りる費用と、物件の購入費用の違いのようなものです。

明らかに、賃貸費用のほうが安いですよね。

またキャリアから1MB(メガバイト)単位で帯域を借りる契約のため、ユーザー数の増加に対して無駄なコストがかかりません。

結果、利用料金も安く済むという事です。

そこから生まれるMVNOのデメリットは以降の「MVNOのメリット・デメリット」でくわしくお話しします。

MVNOが生まれたざっくり背景「大手キャリアの独占を崩すため」

もともと、日本の移動通信業界は、ドコモ・au・ソフトバンクの大手MNO(キャリア)による寡占状態が続いていました。

総務省が、通信業界の競争を促すために促進していたのがMVNOです。

2007年には「モバイルビジネス活性化プラン」が策定され、同年に日本通信(b-mobile)がドコモの回線を借りてMVNOに参入しました。

政府はMVNOにキャリアではない新しい通信事業者として、いわゆる切込み隊長的な役割を期待していたという事です。


※イメージです

Q.MVNOにありがちな疑問「キャリアと同じ回線なの?」

MVNOについて、ざっくり理解していただけたら、次はMVNOを選ぶ上で絶対に外せない疑問「キャリアの回線とどう違うの?」にスポットを当てていきましょう。

A.MVNOはキャリアと同じ回線

答えをお伝えすると、MVNOはキャリアと同じ回線を使っています。これは間違い有りません。

なのになぜ通信速度・通信品質がキャリアと違うのかというと、それは先ほどのMVNOの仕組みと、MVNOの種類を知ることで分かります。

通信速度が違うのは「帯域を借りた分しか使えない」から

ポイントは「MVNOはあくまで通信設備(帯域)を借りているだけ」ということ。

キャリアほど無尽蔵に帯域を使えるわけではないのです。

先ほど述べた「大家さんと借主」に関連した「お部屋」の例えで、これも説明ができます。

以下の図を見てください。

MVNOの通信速度は、

  • 借りている部屋の広さ:帯域
  • 人数:同時にネット接続する人

と考えると分かりやすいです。

部屋に入ってくる人の多さで速度(動きやすさ)は変わる

同じ広さの部屋であっても、そこに大量の人がなだれ込む(ネットに接続する)事になれば、身動きが取れなくなります。

これが「通信速度が遅い」状態です。

深夜帯など、人がいない時間はキャリア並みの速度が出る

その一方で、たとえば深夜にネットにつなぐ人が少なければ、スイスイ移動することができます。

理論上、他に使っている人がいなければMVNOはキャリアと同じ条件になります。

しかし、自分以外にその帯域に誰もいない、という状態は普通ありえません。

  • 間違いなく回線はキャリアと同じ
  • ただ帯域(部屋の広さ)が限られているため、通信速度が遅くなる

というカラクリなわけです。

キャリアは言ってみれば「屋外の広大なキャンプ場」

MVNOに対してのキャリアは「屋外のキャンプ場」に例えると分かりやすいですね。

たとえ利用者(ネットにつないでいる人)が多くても、広い帯域を所有している=土地が広大なため、人同士がかち合わないのです。

これが同じ回線でも、キャリアとMVNOで速度が違う理由です。

また、MVNOの通信速度に影響を与えるのは「ネットにつないでいる人数」だけではありません。

人数以外にも、個人の「通信量」が速度に影響する

ネットで通信する容量は人それぞれ。

通信量は「体の大きさ・体重」で表せます。

上記のように同じ3人であっても、非常に大柄な人が2人いたとしたら、残りの普通体型の人も身動きがとりにくくなります。

左より右の状態のほうが、通信速度が遅くなります。

これは通信事業者にいた筆者だからこそ知っているのですが、こういったヘビーユーザーには「ある特別措置」が取られます。

業界の裏事情:ヘビーユーザーに対する隔離措置

もしあなたがスマホ通信のヘビーユーザーだとしたら「つながりやすい時間帯のはずなのに、極端に遅い…!」と感じたことはありませんか。

この場合、ヘビーユーザーは部屋(帯域)の通信速度を保つため、別の部屋に隔離されているという現象が起こっている可能性があります。

少なくとも筆者が経験してきた事業者の対応はそうでした。

そして隔離部屋は極端に狭いため、自分が入るだけで精一杯・ろくに通信できないといったことになるわけです。

帯域卸という契約方法は速度・帯域調整が柔軟

これは主要なMVNOが、キャリアから「帯域卸(たいいきおろし)」と呼ばれる契約方式で通信設備を借りている事に起因します。

帯域卸とは、1MBあたり○○円で借りますという契約方法。

この帯域卸は、時間帯で速度が絞れたり、上記のように大量通信をするヘビーユーザーは別部屋に入れるなど調整がききます。

また使う人が少ない深夜の時間帯は遅くしたりといった事も可能です。

事業者側からすれば、コストが読みにくい反面、ユーザーからすれば「比較的通信が快適」という事になるのです。

この帯域卸でキャリアと契約していることが、選ぶ価値の高いMVNOのひとつの条件になります。

よく覚えておいてくださいね。

おさらい

  • 主要MVNOはキャリアから「帯域卸」で通信設備を借りている
  • 帯域卸は、通信を快適にするためにさまざまな調整が可能

次にMVNOの3つの種類を見ていきましょう。

MVNOには3つの種類が存在する

冒頭でお話しした通り、MVNOには「レイヤー」という概念によって3つの種類があります。

  • レイヤー2
  • レイヤー3
  • レイヤー4

という3種類があると思ってください。

さきほどのMVNO図解の「MVNO」とは、レイヤー2のことを指していました。

キャリアから直接通信設備を借りられる事業者のことです。

同じ図に、レイヤー3を追加してみるとこうなります。

何となく、関係性が理解してもらえるのではないでしょうか。

レイヤー3のMVNOには

  • キャリアとは直接つながれない(契約ができない)
  • レイヤー2のMVNOから帯域を購入している

という特徴があります。

レイヤー2のMVNOが持っている「中継パケット交換機」でも、数億円というコストがかかるのはお伝えした通りです。

レイヤー3ではそれらの設備すら持たずに済むため、料金がより安くできる一方、帯域の購入が柔軟にできない(通信速度が遅くなる)というデメリットがあります。

MVNOのレイヤーを理解することで、スペックの高いMVNOが納得感を持って選べるという事です。

ここで再度、冒頭でご紹介したキャリアと3種類のMVNOの図を載せましょう。


※MVNOのレイヤーは、確認できている限りレイヤー4まで存在しています。

レイヤー4は、正直ほとんど名前を聞かないレベルですね。

レイヤー3のMVNOの一例

  • LINEモバイル
  • DMMモバイル
  • U-mobile
  • エキサイトモバイル
  • ロケットモバイル

ついでに、この中で少々変わった存在である

  • Y!mobile
  • UQモバイル

について説明しておきましょう。

UQモバイルはサブキャリアと呼ばれるが「MVNO」

UQモバイルはauのサブキャリアとして、

  • 通信速度が速い
  • 価格は標準MVNOより高め

としてY!mobileと並列に扱われることもありますが、れっきとしたMVNOです。

auから1Mあたりの帯域契約をしているため、あくまでMVNOの一つです。

特徴は似ていますが、以下のY!mobileとは違う存在です。

Y!mobileはキャリアに属する

それに対して、Y!mobileは正確にはキャリアです。

しかしソフトバンクのサブブランドとして「安さを重視したプラン」を打ち出しているため、格安SIMの一種として扱われています。

キャリアの設備を持ちながら、格安SIMとして参入したY!mobileは、業界に衝撃を与えました。
※筆者が聞いた限りでは、業界内でY!mobileの参入について反発もあったようです。

レイヤー2とレイヤー3以下の違いは「帯域・速度調整」の柔軟性

話がややこしくなりそうなので整理すると、レイヤー2とレイヤー3の違いは帯域・速度調整の柔軟性といえます。

契約方法の違いまで話が及ぶと混乱してしまうと思うので、シンプルにいうと

  • レイヤー2:帯域の振り分け・速度調整が柔軟にできる
  • レイヤー3:契約方法によっては、ユーザーが増えて速度が落ちても調整がきかない

ということです。

レイヤー2のMVNOで出来ること

レイヤー2のMVNOでは、前述の事例のように人が増えて混雑してきた場合は帯域を区切って速度を上げるという事もできます。

またキャリアに頼らなくても

  • SIMカードを独自に発行する
  • サービスや料金プランをリリースする

といった事が可能になります。

そのため速度・安定性という点では、レイヤー3のMVNOとは大きな差があります。

MVNOのメリット・デメリットを解説!

ここまでの内容で、MVNOのメリット・デメリットについてはうっすらと感じていただけたかもしれませんが、改めて整理しておきましょう。

ポイントはそこまで多くありません。

MVNOにするか、キャリアのままでいるかという判断もつきやすいと思いますよ!

メリットは安さにつきる

何と言ってもMVNO最大のメリットは安さです。

むしろ、これがMVNO唯一無二のメリットといえますので「あまり通信料は気にしない」という人はキャリアのほうが良いです。

これは筆者が自信を持って言えることです。

MVNOは冒頭でお話しした通り、

  • 通信設備を自社で持たないこと
  • 必要な分の帯域・プランだけを購入する

といった事によって 余分なコストを削減し、通信費用を安く抑えられます

最近では、キャリアもMVNOに対抗して格安のプランを打ち出してきているとは言え、安さで言えばMVNOにまだまだ有利な状況です。

通信料の安さが売りのDMMの特集記事はこちら

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サービスごとの付加価値がある

またMVNO各社によって、それぞれ独自の付加価値があります。

例を挙げると

  • 楽天モバイル:楽天ポイントの付与
  • U-mobile:U-NEXTの映画視聴が一本無料
  • BIGLOBE MOBILE:エンタメフリーでYoutube・AbemaTVが通信費対象外

といったメリットがあります。

デメリット(1)通信速度・安定性はどうしてもキャリアより落ちる

価格の安さと同様、これがMVNOを選ぶかどうかの焦点です。

その理由はここまでお伝えした通りですが、一言でいえば 「帯域が制限されているため、混雑するとどうしても遅くなる」という事です。

程度の差はあってもMVNOである限り、この定めからは逃れることができません。

扱っているキャリアよりも速いという事例は正直聞いた事がありません。

「今キャリアを使っていて、少しでも通信速度が落ちるとストレス」という人は、MVNOを選ぶべきではないと考えます。

オンラインゲームには正直対応できない

たとえば、スマホでのオンラインゲームをMVNOでプレイするのは正直難しいでしょう。

筆者自身、楽天モバイル・UQモバイルを使ってスマホRPGをプレイした事がありますが、読み込み待ちのストレスは避けられませんでした。

業界でも安定性・速度に定評がある2社でこの状態なので、レイヤー3のMVNOだと、プレイするのに苦労するレベルだと思います。

デメリット(2)キャリア限定のサービスは受けられない

キャリアを使っていると、知らず知らずキャリア限定のサービスを利用している場合があります。

アプリや音楽の購入など、有料コンテンツを利用する際にキャリア決済(たとえばauまとめて支払いなど)を使っていた方は多いのではないでしょうか。

格安SIMではこれらのキャリア限定サービスは使えません。

またdポイント・au WALLETなども使えなくなります。※
※例外として、docomo IDは新規に登録・利用が可能です。
筆者も楽天モバイルを使ってdocomo IDを取得し、動画配信サービスのdTVを視聴しています。

デメリット(3)LINEでID検索ができない

筆者自身はあまりこの点に不満を感じたことはありませんが、MVNOではLINEのID検索が使えません。

LINEで友達に追加したい場合は、

  • ふるふる
  • QRコード読み取り・発行

を使う必要があります。

補足:MVNOでもiPhoneが徐々に使えるようになっている

ちなみに最近までは、iPhoneが使えないことがMVNOのデメリットとして挙げられていました。

しかしMVNOでも続々とiPhone対応が進められています。

2018年現在、主要MVNOのiPhone対応状況を一覧にまとめてみました。

mineo BIGLOBE MOBILE UQ モバイル Y!mobile IIJmio
iPhone X 動作確認済 動作確認済 - - 動作確認済
iPhone 8 Plus 動作確認済 動作確認済 - - 動作確認済
iPhone 8 動作確認済 動作確認済 - - 動作確認済
iPhone 7 Plus 動作確認済 動作確認済 - - 動作確認済
iPhone 7 動作確認済 動作確認済 - - 動作確認済
iPhone SE 動作確認済 動作確認済 動作確認済
iPhone 6s Plus 動作確認済 動作確認済 - - 動作確認済
iPhone 6s 動作確認済 動作確認済 動作確認済
iPhone 6 動作確認済 動作確認済 - - 動作確認済
iPhone 6 Plus 動作確認済 動作確認済 - - 動作確認済
※○はセット販売対応(MVNOで購入できる端末)
※mineoはauプランの場合
※iPhone各端末はSIMフリーを基本とする

注意点:MVNOではiPhoneテザリングが使えない場合がある

しかし注意点として、iPhoneの動作確認が取れているMVNOでも、テザリングが使えない場合があります。

同様に、各iPhone機種でのテザリングの有無を表にしてみました。

mineo BIGLOBE MOBILE UQ モバイル Y!mobile IIJmio
iPhone X × - -
iPhone 8 Plus × - -
iPhone 8 × - -
iPhone 7 Plus × - -
iPhone 7 × - -
iPhone SE ×
iPhone 6s Plus × - -
iPhone 6s ×
iPhone 6 × - -
iPhone 6 Plus × - -
※mineoはauプランの場合
※iPhone各端末はSIMフリーを基本とする

補足しておくと、mineoのauプランでは、すべてのiPhoneでテザリングが使えませんが、dプランであればテザリングが全端末で使用可能です。

筆者の所感を伝えると

  • au系はテザリングが比較的厳しい
  • docomo系はテザリング対応傾向

といったところです。

どのキャリア回線を使っているかに由来する部分が大きいとはいえ、MVNOではiPhoneのテザリングが使えないケースも認識しておくべきですね。

MVNOの利用に向いている人

結論、MVNOの利用に向いていると思うのは以下のようなタイプです。

  • キャリアと同等の速さを求めない人
  • 今のキャリア利用での費用に不満がある人
  • 2台以上端末を持つ人
  • 通話、データ通信を分けたい人

上記に当てはまっていれば、MVNOを申し込んでも高い確率で満足できると思っています。

MVNO検討者必見!今選ぶ価値があるおすすめMVNO

さて、ここまではイラストを活用して

  • MVNOの仕組み
  • MVNOの3つの種類とキャリアの関係
  • MVNOのメリット・デメリット

についてお話ししてきました。

MVNOの良い部分・悪い部分も見えてきた中で「MVNOを選びたいけど、どこがいいの?」という疑問が出てくるのはごく自然なことです。

最後に、業界の裏事情も知る筆者がオススメする「今申し込むべきMVNO」をご紹介しましょう。

以下の2つのカテゴリでご紹介していきます。

おすすめのMVNO(1)通信速度に自信!少し価格は高めだがキャリアより格安なサービス

  • Y!mobile
  • UQモバイル

おすすめのMVNO(2)レイヤー2の通信品質と安さを兼ねたサービス

  • mineo
  • 楽天モバイル
  • IIJmio

筆者のオススメはサブキャリア~レイヤー2のMVNO

おすすめのMVNOをお伝えする上でまず知っておいてもらいたいのが、圧倒的に「サブキャリア~レイヤー2のMVNOがオススメ」だということです。

数年前までは、MVNO(格安SIM)と言えば安さというイメージが先行しており、通信速度・安定性を犠牲にしても安さを追求したレイヤー3のMVNOが高い人気を集めていました。

しかし現在では筆者自身はもちろん、MVNOを利用しているユーザーの傾向として

  • 10円~50円レベルの料金差なら少しでも通信速度・品質の高いサービスが良い
  • 速度がある程度出て、キャリアより程度の料金なら満足

という動きがあるように感じています。

実際、Twitterなどを見ているとMVNOの遅さについての不満がたくさん見つかります。

またMVNOの料金合戦も過熱しており、それこそ数十円レベルの料金差で競っています。

そんな現状だからこそ、通信速度・安定性に長けたサブキャリア~レイヤー2のMVNOをオススメします。

おすすめのMVNO(1)通信速度に自信!価格は高めでもキャリアより格安なサービス

それを踏まえてまずおすすめなMVNOのカテゴリーは、

  • 価格はレイヤー3のMVNOより高め
  • しかし通信速度はキャリアに劣らない

というサービスです。

価格は高めでもキャリアより格安なオススメサービス

  • Y!mobile
  • UQモバイル

Y!mobile:キャリアなのに安い・かつ速いと言うイイトコ取りサービス

Y!mobileは、記事中でお話しした通り厳密にはMVNOではなく、キャリア(ソフトバンクのサブブランド)になります。

しかし

  • 高価格帯のMVNOと同等の安さ
  • キャリアならではの業界最速クラスの速度・安定性

によって、MVNO業界に衝撃を与えました。

ユーザーからすると、MVNOかそうでないかはあまり関係がないので、両方のいいとこ取りをしたオススメSIMだと考えています。

Y!mobileのオススメポイント

  • 大手キャリアより月額料金が安い
  • 通信速度が大手キャリア並に安定している
  • 実店舗でサポートを受けられる
  • Yahoo!プレミアムが無料で利用できる

Y!mobileの注意点(デメリット)

  • 2年縛り(最低利用期間)や解約金がある
  • 他のMVNOと比べると料金が少し高い
  • 利用期間に応じて月額料金やデータ通信量が変動する
  • 大容量・使い放題プランがない
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UQモバイル:auのサブキャリアとして高速通信を実現!

KDDIの子会社である「UQコミュニケーションズ」(沖縄はUQモバイル沖縄)が運営するMVNOです。

Y!mobileと同様、auのサブブランドという位置づけです。

しかしUQモバイルはあくまでレイヤー2のMVNOで、上に挙げたY!mobileのようにキャリアではないのですが、auの子会社である事からか高い通信速度を誇っています。

MVNOの多くがキャリアメールが使えない一方、UQモバイルではキャリアメールも利用できます。

ezwebのアドレスがなくなってしまうと意外と困る!という人にも助かるポイントですね。

UQモバイルのオススメポイント

  • 通信速度が安定して速い
  • 通話定額プランと無いプランが選べる
  • キャリアメールが利用できる
  • 家族割や学割で安く持てる
  • データ繰り越しや高速・低速切換が簡単に行える
  • iPhoneやAndroid端末が安く手に入る
  • 全国にUQスポットや取扱店を展開している
  • MVNOでは数少ない口座振替に対応している

UQモバイルの注意点(デメリット)

  • 利用できる端末や相性が存在する
  • 月額料金やデータ通信量が契約期間によって変動する
  • 他社の格安SIMより割高、2年縛りが付いている
  • 選べるプランの種類が少ない
  • 通信回線がLTEしか掴まない
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おすすめのMVNO(2)レイヤー2の通信品質と安さを兼ねたサービス

もうひとつのおすすめカテゴリーが、レイヤー2のMVNOとして、通信品質と安さを兼ね備えたサービスです。

価格帯としては安い順から

  1. 低価格の格安SIM
  2. 下記でご紹介するMVNO
  3. サブキャリア
  4. キャリア

というイメージですね。

レイヤー2の通信品質と安さを兼ねたオススメサービス

  • mineo
  • 楽天モバイル
  • IIJmio

mineo:レイヤー2の中でもキャンペーン適用で最安値クラスに

関西電力グループのケイ・オプティコムが運営するmineo。

初心者の方でも分かりやすいように

  • プランの内容
  • サポートサイトの内容
  • ご利用ガイド

などもシンプルに作られています。

こういった点から、顧客満足度が高いMVNOとして知られています。

値引きキャンペーンを使うと、通話ありのプランが6か月間は900円引きになり、3桁台で使えるようになっています。
※キャンペーン名称は随時変わっている

この点もmineoが指示を集めているポイントですね。

mineoのオススメポイント

  • データ容量不足で困ることが少ない
  • 初心者でも分かりやすい操作・申し込み
  • MVNOの中でも顧客満足度が高い

mineoの注意点(デメリット)

  • 開通までの初期設定が若干面倒
  • シンプルゆえに自分に合ったプラン選びが面倒
  • かけ放題オプションをつけ忘れやすい
  • ショップがないため、困った時に直接サポートが受けられない
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楽天モバイル:キャリア参入を発表・速度向上にも期待

レイヤー2のMVNOである一方、昨年12月にキャリア事業への参入を発表した楽天モバイル。

国内MVNOではトップのシェアを誇っています。

実際にMVNO関連のリサーチを行っているMMD研究所が2017年9月に行った調査でも、楽天モバイルが全体の25%以上使われている結果となりました。

※参照:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1667.html

楽天の幅広いサービス展開を活かした付加価値の提供に力を入れており、 楽天スーパーポイントでの支払いが可能だったり、通信料支払いごとにスーパーポイントが貯まる仕組みが好評価です。

筆者ももっとも長く使っているのが楽天モバイルです。

楽天モバイルのオススメポイント

  • 通話時間・通話回数ともに無制限定額の「楽天でんわかけ放題」
  • 楽天スーパーポイントが貯まる
  • 料金支払いに楽天スーパーポイントが使える
  • 支払い方法が柔軟(口座振替・デビットカードも使える)

楽天モバイルの注意点(デメリット)

  • 低速通信も3日間の速度制限にカウントされる
  • SIM再発行手数料が高い

IIJmio:レイヤー2 MVNOの筆頭!安定性・柔軟性が高評価

IIJmioは、MVNOの中でも老舗のサービスです。

インターネットプロバイダを運営してきたノウハウを活かした通信安定性に定評があります。

またIIJmioは専門用語でいうと一次MVNOという、特別なカテゴリーに属しており、他のMVNOにサービスやノウハウを提供する役目を担っています。

IIJmio自体も高い柔軟性を持っており、以下に挙げるように新機種やアップデートへの対応が群を抜いています。

iPhone系の新機種が発売された時など、他のMVNOよりかなり早い段階で動作確認を行ったりしています。

IIJmioのオススメポイント

  • 同業他社が驚くレベルで新機種やアップデートの対応が早い
  • docomo/au、2キャリアの幅広い端末を利用できる
  • 家族向けの通話割引を提供しているため、家族利用に向いている

IIJmioの注意点(デメリット)

  • 混雑時(昼)の低速化が激しい
  • タイプA契約だと、一部のau機種では使用できない
  • 速度制限時に360MB/3日間使用するとさらに低速制限される

通信速度は標準クラスですが、安定性・信頼感という事ならかなりオススメの選択肢になります。

IIJmioの特集記事はこちら

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重要なポイントまとめ

MVNOの仕組み

筆者おすすめのMVNO(格安SIM)一覧

  • Y!mobile(厳密にはキャリア)
  • UQモバイル
  • mineo
  • 楽天モバイル
  • IIJmio

MVNOのよくある質問の答え

  • iPhoneでは使えるの?→今では使えるMVNOも増えてきました。
  • キャリアと本当に回線は同じ?→同じです。
  • 速度はキャリアより遅いの?→遅くなります。

MVNOのメリット・デメリット

MVNOのメリット

  • なんといっても安さが一番のメリット
  • ポイントや動画フリーなど、サービスごとの付加価値がある

MVNOのデメリット

  1. 通信速度はどうしても犠牲になる
  2. キャリア由来のサービスは使えない
※当サイトに掲載している情報は、万全の保証をいたしかねます。
機器、サービスの価格、スペック等の詳細情報は、必ず各公式サイトでご確認ください。