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家族で格安スマホに乗り換える人にオススメのMVNOと気を付けるポイント

大手キャリアからいわゆる格安スマホへ乗り換える場合、注意すべき点が少なくありません。

ここでは特に、 家族で格安スマホに乗り換える場合に気を付けなければならないポイントと、オススメのMVNOについて紹介します。

家族間の通話料が無料ではなくなる

大手キャリアではファミリー割引や家族割といった家族利用者向けの割引サービスが提供されています。

サービス内容は事業者によって細かい違いはありますが、概ね共通しているのが「家族間の通話に関しては無料で利用できる」という点です。


一方、MVNOにおいて 家族間の通話料を優遇している事業者は IIJmio が挙げられますが、完全に無料で提供しているMVNOは存在しません。

IIJmioユーザー限定の通話割引サービス「みおふぉんダイアル」を利用すると通話料が通常の50%OFF(10円/30秒)、同一mioID間の通話ではさらに20%OFF(8円/30秒)となります。

また以下のような2種類の通話定額オプションが提供されています。

通話が長い人向け 通話が短い人向け
月額料金 830円/月 600円/月
国内通話 5分以内の通話無料。超過時は10円/30秒 3分以内の通話無料。超過時は10円/30秒
同一mioID間通話 30分以内の通話無料。超過時は8円/30秒 10分以内の通話無料。超過時は10円/30秒

ファミリーシェアプランなら追加料金を支払うことで最大10回線まで同一mioIDで契約することが可能です。

なので一般的な家庭なら上記の通話定額オプションで対応できるでしょう。


しかしIIJmio以外ではこのような家族間通話の優遇は行われていません。

通話料対策として「楽天でんわ」や「BIGLOBEでんわ」のような各MVNOが提供している通話割引サービスを利用することはできますが、基本的に割引時間に上限が設けられているので完全に無料となることはありません。

あるいは、「LINE」や「NifMoでんわ」などのIP電話アプリで代用する方法も考えられますが、通常の音声通話と比べると品質が不安定であったり、データ容量を消費するというデメリットが存在します。


このようにMVNOに乗り換えると家族間通話が無料ではなくなる点に気を付けましょう。

データ容量をシェアするプランのデメリット

先ほど紹介したIIJmioを筆頭として、データ容量をシェアできるタイプのプランを提供しているMVNOは少なくありません。

一般的に家族がそれぞれ個別で契約するよりも、シェアプランを1つ契約するほうが月額料金を安く抑えられたり、データ容量をシェアすることで無駄なく消費できるというメリットがあります。

しかし、シェアプランには以下のような2つの大きなデメリットが存在します。

1人が使い過ぎると家族全員が通信制限の対象になる

全員でデータ容量をシェアするということは、例えば 家族の誰かが1人でデータ容量を使い切ってしまうと、その人だけでなく家族全員が月末まで通信制限を受けて低速化してしまいます。

シェアプランの性質上、各々が気を付けて利用するしか対策がありませんが、特に小中学生ぐらいの年頃の子がいる家庭では難しいかもしれません。


スマートフォン側の設定で、毎月一定量のデータ通信を行うと通信をストップすることはできます。

しかし高速通信時のみカウントするように設定することは不可能なので、低速通信でデータ容量を節約しようとするとズレが生じてしまいます。

設定を変更すれば簡単にデータ通信を再開できてしまいますし、根本的な解決策にはなりません。


このようにデータ容量をシェアすると、通信量の差から不公平感が生じてしまう恐れがあります。

さらにもう1つ厄介な問題があります。

全て同一名義で契約しなければならない

IIJmioに限らずほぼ全てのMVNOにおいて、複数枚のSIMカードで利用できるプランは全てのSIMカードを同一名義で契約しなければいけません。

これには様々な問題が潜んでいます。


例えば現在、家族がそれぞれ自分の名義で契約していたとします。

その状態でMNPを利用してMVNOに乗り換えようとすると、MVNOでもそれぞれの名義で契約することになるのでシェアプランを契約できません。

MNPで契約する場合、乗り換え前後で契約者の名義が一致していないといけないので、あらかじめキャリアショップで名義変更(回線の譲渡)手続きを行わないといけません。

現在契約している事業者が大手キャリアなら、手続きさえすれば名義を変更することが可能です。

しかしMVNOに関しては、名義変更を受け付けている事業者は存在しません(2016年9月現在)。


つまり既に異なる名義でMVNOと契約してしまっている場合はMNPを諦めて新しい電話番号で契約し直すか、一旦キャリアに乗り換えて名義変更をしなければシェアプランを利用することは不可能なのです。

また、シェアプランを契約したとしても、支払いの都合でそれぞれの名義に変更したくなるようなことも将来的にあるかもしれません。

いずれもMVNOで名義変更手続きが可能になれば解決する問題ではありますが、シェアプランを利用するにはいろいろと課題があるということを頭に入れておきましょう。

家族間通話料や契約名義の解決策

家族利用にオススメのMVNOを紹介する前に、家族間通話と契約名義の問題を同時に解決できる方法を紹介しましょう。

要は キャリア契約を残したまま、新たにMVNOと契約すれば良いのです。


これなら今まで通り家族間通話は無料で、将来名義を変更したくなった時は自由に変更することができます。

つまり1人で通話用とデータ通信用の2回線、2枚のSIMカードを持つことになるわけですが、必ずしも2台持ちしないといけないわけではありません。

デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応しているスマートフォンなら、キャリアの通話用SIMとMVNOのデータ用SIMの2枚を挿して同時待受けが可能です。

現在国内に存在するDSDS対応機は 下記の4機種のみと非常に限られています。

国内で使用可能なDSDS対応機は2016年に登場したばかりで現在はまだ選択肢が少ないですが、今後増えてくる可能性は十分にあります。

また、キャリアなら通話料が完全定額となるプランも提供されています。


ただし、 SIMフリースマートフォンをキャリア契約のSIMカードで利用する場合、契約プランやSIMカードの種類によっては利用できないことがあるので注意が必要です。

最も確実なのはドコモのカケホーダイプラン(スマホ/タブ)で、これならほぼ全てのSIMフリースマートフォンで利用することが可能です。

オススメのMVNOは?

それでは家族で利用する場合にオススメのMVNOについてですが、家族間の通話料割引を重視するならやはりIIJmioです。

理由は既に述べた通り、IIJmioほどの通話割引を提供しているMVNOは他に存在しません。

割引を受けるためにはシェアプランを契約しないといけない点には気を付けてください。


もう1つオススメなのが mieno です。

mineoは家族間でデータ容量をシェアできる「パケットシェア」というサービスを提供していますが、このパケットシェアはデータ容量がシェアされるタイミングがちょっと特殊なのです。

mineoでは余ったデータ容量を翌月に繰り越することができますが、パケットシェアはこの繰り越されたデータ容量のみを家族でシェアします。

毎月付与される新しいデータ容量はシェアされないので、毎月一定量は自分だけで使うことができるのです。

また、このパケットシェアを利用するにあたって、契約者名義が同一である必要はありません。

1度契約してしまうと名義変更できないのはmineoも同じですが、少なくともシェアプランを契約するためにキャリアショップで変更手続きをしなければいけない、ということはないですね。

まとめ

最後に、 家族間の通話料が気にならないなら、各々が自分に適していると思うMVNOと契約するのも1つの方法です。

こんなことを言ってしまうと身も蓋もないかもしれませんが、キャリアとは異なりMVNOは家族揃って契約するメリットが少ないです。

それよりも公衆無線LANサービスやカウントフリーなどの付帯機能も総合的に考慮して、それぞれに適したMVNOと契約したほうがお得なることも十分あり得ます。

家族で格安スマホに乗り換える場合は以上の内容に気を付けてMVNOを選びましょう。

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