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海外でも格安SIMは利用できるのか?おすすめのサービスは?

大手キャリアのスマートフォンは海外ローミングサービスを利用することで、提携している海外の通信事業者の回線で音声通話やデータ通信を行うことができます。

パケット定額料はかなり割高ですが、オプション1つ申込むだけで手軽に利用することができるのがメリットです。

それではMVNOが提供している格安SIMは、同じように海外ローミングを利用することが可能なのでしょうか?


ここでは 格安SIMの海外ローミングサービスについて紹介します。

なお、特に注釈がない限りこのページに記載している料金に消費税は発生しません。

格安SIMの海外ローミングサービスは音声通話のみ

ローミングとは、契約している通信会社以外のネットワークに接続して通信する機能のことです。

例えばとあるユーザーが自国の通信事業者Aとしか契約していない場合でも、通信事業者Aが海外の通信事業者Bと提携していれば、ユーザーは海外ローミングを利用することによって通信事業者Bのネットワークを利用することが可能になります。

このような機能、サービスを海外ローミングと呼んでいます。


格安SIMのオプションとして海外ローミングサービスを提供しているMVNOは存在します。しかし対応しているサービスはいずれも音声通話のみであり、データ通信は提供されていません。

つまり SIMフリースマートフォンに普段使っている格安SIMを挿したまま海外へ行くと、日本で使っている電話番号はそのままで発着信を行うことは可能ですが、データ通信を利用することは不可能です。


しかしMVNOによっては代替となるサービスが用意されています。

専用SIMパッケージならデータローミングも可能

下記のMVNOは海外利用を前提とした専用のプリペイドSIMを販売しています。

これらのSIMカードは通常の格安SIMでは利用できない、2G/3Gデータ通信のローミングが可能です。

IIJmio「海外トラベルSIM」

IIJmio海外トラベルSIMは世界42か国/地域で利用可能です。

こういった海外ローミングサービスは利用する国/地域によって料金設定が異なる場合が多いですが、海外トラベルSIMは均一の料金で利用できます。

海外トラベルSIMを利用するためにはまずパッケージ料金として3,000円(税抜)、それから2種類のスタートパックを選択して購入します。

非常にシンプルで分かりやすい料金体系です。

楽天モバイル「海外SIM」

楽天モバイル海外SIMパック料金の他にクレジット方式で利用することも可能です。

地域別パックは対象国で利用する場合は、対応するパックを購入することで非常にお得に利用できます。

パック対象の44か国以外や、少しだけ使いたいという方は1,000円単位でクレジットを購入することもできます。

その他

mineo も以前から 海外用プリペイドSIMを販売していますが、データパックチャージ料金がかなり割高なのでおすすめできません。

また音声通話のローミングは提供されていません。


ちなみにいずれの海外ローミングサービスでも、LTEを利用することはできません。3Gか、それよりもさらに古い規格の2G回線が利用できます。

mineoの海外用プリペイドSIMは割高なので、 基本的にはIIJmioか楽天モバイルの2種類から用途に合わせて選ぶのが良いでしょう。

海外ローミング専用SIMカードの特徴

IIJmioの海外トラベルSIMや楽天モバイルの海外SIMの共通する特徴は以下の通りです。

SIMフリー端末を持っていれば誰でも利用可能

これらの海外ローミング専用SIMカードは、既存の格安SIMサービスのオプションではありません。

なので、現在他社の格安SIMを使っていたり、大手キャリアの契約者であっても利用することが可能です。

ただし海外ローミング専用のSIMカードを利用するためにはSIMフリー端末が必要です。


また、利用する国のネットワークに対応している機種でないと、電話もネットも満足に利用できない恐れがあります。

海外ローミング専用SIMを利用する場合は、利用予定の国/地域のモバイルネットワークに対応しているSIMフリー端末を用意しましょう。

国内で購入可能&日本人スタッフのサポートが受けられる

SIMフリースマートフォンを持っている方なら、現地で割安なプリペイドSIMを購入するという方法もあります。

しかし 現地で購入するとなると現地の言語か、少なくとも英語を話せないと自分の端末に対応しているSIMを購入するのは難しいでしょう。

また、飛行機の到着時間によってはSIMカードを取り扱っている店が開いていない可能性もあります。


その点、 IIJmioや楽天モバイルが販売しているSIMパッケージなら前もって国内で購入しておくことが可能ですし、もちろん日本人スタッフのサポートが受けられるので安心して利用できます。

現地で貴重な時間と労力を割かなくても済むのは大きなメリットですね。

プリペイド式なので高額請求の心配なし

料金は前払い、プリペイド方式のサービスなので、使い過ぎて高額な料金を請求される心配はありません。

データ容量を使い切るか、通話時間の合計が一定の時間に達するとそこでストップが掛かります。それ以降はユーザーの意思でリチャージしない限り追加料金は発生しません。

海外ローミング専用SIMカードのデメリット

もちろん良いことばかりではなく、デメリットもいくつかあります。

普段使っている電話番号は使用できない

新しく専用のSIMカードを発行するので、当然電話番号も新しいものを利用します。 普段使っている電話番号をそのまま利用することはできないので注意してください。


普段使っている電話番号を使用したい場合は、既に述べたように音声通話の海外ローミングは対応しているMVNOがいくつかあるので、そちらのローミングを利用しましょう。

ただしSIMカードが2枚になるのでもう1台スマートフォンを用意するか、 DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応している機種が必要になります。

さらに国際電話料金が発生するので、国/地域によっては高額な料金が発生します。


もしくは 楽天モバイル 海外SIMには、オプションとして日本番号を1,272円/月で購入することが可能です。

普段使いの番号に掛かってきた電話をこの 日本番号に転送することで、国際電話よりも安い料金で通話することが可能になります。

初期費用が高額

海外トラベルSIM 海外SIM(欧州の場合)
機能 データ専用 データ+音声 データ専用 音声専用 データ+音声
パッケージ代金 3,000円(税抜)
パック料金 3,850円 4,600円 820円 3,190円 4,010円
データ容量 500MB 50MB 50MB
初期費用合計 6,850円 7,600円 3,820円 6,190円 7,010円

IIJmio 海外トラベルSIMも楽天モバイル 海外SIMも、初めて利用する場合は 初期費用としてパッケージ料金+パック料金(クレジット代)が必要になります。


例えばIIJmioの海外トラベルSIMはデータ通信のみが可能なパックを契約すると 最低でも6,850円が必要です。

一方で、楽天モバイルは最安3,820円から利用可能ですが、最安のパックでは50MBしか高速通信できません。

IIJmioと同じ500MBまで通信可能なパックは、最も安いヨーロッパパックでも3,850円となり、こちらも6,850円から利用可能となります。


普通の格安SIMなら初期費用は3,000円くらいで済みますが、 海外専用SIMはパック加入がほぼ必須なので、初期費用が高く付いてしまう点に気を付けましょう。

普通の格安SIMと比べるとパケット単価が高額

海外トラベルSIM 海外SIM
ヨーロッパパック 北アメリカパック アジアパック
50MB 820円 880円 1,040円
100MB 800円
200MB 1,930円 2,040円 2,310円
500MB 3,850円 3,850円 4,240円 4,950円

上の表はそれぞれのSIMサービスでデータ容量を追加する際に必要な料金をまとめたものです。


IIJmio 海外トラベルSIMの場合、スタートパックに加入するのは最初だけでOKです。

SIMカードの有効期間内であれば上記のリチャージ料金でデータ容量を追加することができます。

一方で、楽天モバイル 海外SIMでデータ容量を使い果たしてしまうと、クレジットか地域別パックを再度購入するしかありません。

通話料の兼ね合いもあるので一概には言えませんが、 北アメリカやアジアで利用するなら海外トラベルSIMのほうがお得になる可能性が高そうですね。


しかしいずれにしても、一般的な格安SIMと比べるとパケット単価はかなり割高です。

提供している事業者はMVNOですが、サービス内容は決して格安とは言えませんのでくれぐれもご注意ください。

まとめ

普段使っている格安SIMを挿したSIMフリースマートフォンをそのまま海外へ持って行ったとしても、音声通話のローミングしか利用できません。

また日本にいる人と電話をする場合は国際電話料金になるので、通話料が高額になるのがデメリットです。

しかし 海外ローミング専用のプリペイドSIMを利用すれば音声通話やデータ通信を利用することができます。

このSIMカードはSIMフリー端末さえ持っていればどなたでも購入可能なので、IIJmioや楽天モバイル以外のユーザーにもおすすめです。

ただし 一般的な格安SIMと比べるとかなり割高なので、通信し過ぎてすぐにデータ容量を使い果たさないように気を付けましょう。

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