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格安スマホはなぜ安い?

大手キャリアのスマートフォンは月額料金が最低でも7,000円ほど掛かりますよね。

データ容量が大きいプランを契約したり、端末代金も加えると8,000円どころか9,000円、中には1万円を超える人もいるでしょう。


ところが 格安スマホなら大手キャリアの半額か、それ以下の料金で利用することができます。

MVNOはなぜこのような格安料金でスマホを提供できるのでしょうか?

MVNOが格安でサービスを提供できる理由

MVNO (Mobile Virtual Network Operator)とは日本語で仮想移動体サービス事業者と呼ばれます。

自社では回線設備などを持たず、MNO(Mobile Network Operator)であるドコモ、au、ソフトバンクなどから携帯電話回線を借り受けてサービスを提供している会社のことを指します。


MNOである大手キャリアから 回線を借りているというのがポイントで、ここにMVNOが格安で通信サービスを提供できる理由があります。

キャリアから回線を安くレンタルしている

MVNOはキャリアから一部の回線、帯域を借りています。

MNOであるキャリアは所有している回線全てに対して設備投資を行っていますが、MVNOは自社が借りている部分に対してだけで済むのでコストを抑えることができます。

またこのレンタル料に当たる接続料は年々安くなっており、その結果キャリアと同等のプランが半額以下で提供できるまでになりました。

とは言えこれ以上接続料が値下げされる見込みは薄く、現在の料金設定がほぼ底値なのではないかと思われます。


しかしキャリアと比べると現在でも十分安いでしょう。

MVNOは大量の回線をまとめて安く卸してもらうことでユーザーにも安く提供することが可能なのです。

独自のサービスとして提供できる

格安スマホの回線はキャリアから借りたものを利用していますが、MVNOはそれを全くそのままユーザーに提供しているわけではありません。

独自に調整を加えることで多様なサービスを生み出しています。


例えば、 ぷららモバイルLTE の定額無制限プランは月額料金が たったの2,759円でデータ通信が使い放題です。

なぜこの安さでデータ容量無制限のサービスを提供できるかと言うと、NTTぷらら側で通信速度が最大3Mbpsまでしか出ないように調整しているからです。

ユーザー全員が150Mbpsや225Mbpsなどの高速で大量に通信しまくるとあっという間に帯域が混雑、パンクして低速化してしまいます。

そこであえて最大通信速度を低めに設定しておくことで、データ容量無制限を可能にしているのです。


この他にもよくあるのは 高速通信の切替機能。メールやSNSなど、高速である必要がない時はあえて低速に切り替えて通信できるMVNOは多いですね。

ユーザーは通信量の節約、事業者はトラフィックを分散させることができて双方にメリットがあります。

このような工夫を施すことでユーザビリティを向上させつつ、事業者も低料金でサービスを提供することを可能にしています。

実効速度はキャリアよりも遅くなる?

借りた回線を利用しているので電波が繋がるエリア自体はMNOであるキャリアと全く同じなのですが、データ通信の実効速度に関してはキャリアよりも遅くなりがちです。

トラフィックが増えれば混雑して速度が落ちるのは当たり前のことですが、 元の回線が細いMVNOはなおさら速度低下を招きやすいのです。

各社で定期的に設備投資を行ってはいますが、キャリアと同等の速度が出ることがあっても本家を超えるということはまずありません。


しかし本家より遅いからと言って快適でないというわけでもありません。

特に UQ mobile は他のMVNOよりも抜きでた実効速度をコンスタントに記録しています。

速度自体はキャリアよりも遅いかもしれませんが、ほとんどのユーザーにとっては実用する上で問題ないレベルでしょう。

ちなみに音声通話に関してはどのMVNOも一切調整を加えていないので、元のキャリアと全く同じ品質で提供されています。

実店舗を持たないMVNOが多い

格安スマホを提供している事業者のほとんどがインターネット上のみで営業しています。

大手キャリアとは対照的に実店舗を構えているMVNOはかなり少数なのです。

実店舗を持たなければ当然店舗維持費は要りませんし、人件費も抑えることができます。

スマホ購入後のサポートも基本的にインターネットや電話対応のみなので、全国に店舗を展開しているキャリアよりもはるかに運営コストを抑えられます。


対面でサポートを受けられない点に不安を感じる人もいるかもしれませんが、BIC SIMのように量販店にカウンターを設置している事業者もいくつかあるのでそれほど心配する必要はありません。

まとめ

格安スマホが安い理由を「品質が悪いから」で片付けてしまうのは正しくありません。

確かにデータ通信の実効速度に関してはキャリアに劣っていますが実用に問題はないレベルです。

それに繋がるエリアは全く一緒ですし、音声通話に関しては全く同品質で利用できます。


キャリアのように実店舗でサポートを受けられないという点に関しても、サポートを必要としないユーザーにとってはデメリットどころかそのぶん通信料を安くできる格安スマホのほうが嬉しいのではないでしょうか。

もっとも最近は店舗を構えているMVNOも登場してきているのでそれも解消されつつあります。

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