格安スマホとは?節約効果からおすすめの会社・プランまで徹底解説!
格安スマホという単語に明確な定義はありません。
SoldiではMVNOと呼ばれる「通信料金が格安」の事業者が販売するスマートフォンのことを指しています。
このMVNOが販売するスマートフォンの価格はピンからキリまでありますが、通信料が破格過ぎるため格安スマホへ乗り換えるならどの機種を選んでもほぼ確実に安くなります。
目次
格安スマホのデメリットは何?ちゃんと使えるの?
格安と聞くと「安かろう悪かろうなのではないか」と思われる人がすごく多いですが、これは半分正解、半分間違いといった感じです。
実はMVNOは通信設備を持っていません。
それでは格安スマホはどうやって通信しているのかというと、キャリアであるドコモやauの回線を借りて通信しています。
つまりキャリアと全く同じエリアで利用できるので、格安だから繋がるエリアが狭いとか、田舎で圏外になるといったことは決してありません。
格安スマホが圏外になる場所ではキャリアスマホでも圏外になります。また通話品質に関しても両者に差はありません。
ただしインターネット、データ通信に関しては少し事情が違います。
MVNOはキャリアに比べると通信トラフィックが混雑しやすい傾向があります。
とくにお昼時など、たくさんの人が通信する時間帯は通信速度が著しく遅くなることが多いです。
もっとも、遅いと言っても全く使い物にならないわけではありません。
メールやLINE、SNSを中心に利用するのであれば低速でもストレスを感じることはないでしょう。
Webサイトの閲覧などに関しても光回線のような爆速である必要はなく、そこそこの速度が出ていれば十分快適に利用できます。
よほどハードな使い方をするのでなければ、格安スマホでも満足にお使いいただけるはずです。
格安スマホのおすすめ会社と端末とプラン
さまざまな格安スマホの中から今おすすめの機種を2つピックアップしました。(2016年9月現在の情報です。)
スマホにこだわりがない、あるいはどのスマホを選べば良いか分からないという人は参考にしてみてください。
スマホをあまり使わない人はZenFone Goがおすすめ
ASUSのZenFoneシリーズは総じて人気がありますが、スマホをあまり使わない方にはエントリー向けの ZenFone Go をおすすめします。
全体的に性能は控えめですが、今年3月に発売された最新モデルです。
大人気モデルの ZenFone 2 Laser よりもZenFone Goをおすすめする理由は、交換可能な 大容量バッテリーを搭載している点です。
LTE通信時の連続待ち受け時間はLaserが約240.6時間とされているのに対し、ZenFone Goは約400時間と大幅に電池持ちが良くなっています。
同じくらい使用するのであれば画面が大きいZenFone Goはバッテリーの消費も速いので駆動時間は同じくらいになりますが、待ち受け状態のまま使わないのであればバッテリー容量が大きいこちらのほうが優秀です。
何よりも本体価格が19,800円と低価格なのが嬉しいポイントです。
カメラ以外の性能はLaserとそれほど差はなく、かなりコストパフォーマンスに優れている機種です。
また 月額料金が業界最安クラスの DMMモバイル から購入すれば、トータルコストも最安クラスの格安スマホとなります。
キャリアのスマホを使っている方は現在の通信料とZenFone Goの目安料金を比較してみてください。
半額どころか1/3まで安くなるのではないでしょうか。
もし毎月の通信量は分からなければ最初は3GBプランを契約して、専用アプリで毎月の通信量を確認しながら適切なプランへ変更すると良いでしょう。
スマホをたくさん使う人はHUAWEI GR5がおすすめ
それなりにスマホを使いこなすなら、Snapdragon 615のオクタコアCPUを搭載した HUAWEI GR5 はいかがでしょうか。
ミドルレンジの中でも上位のスペックを備えた端末です。
3万円台前半の機種としては珍しく指紋認証センサーを搭載しており、画面ロックの解除や操作の承認を求められた時などに瞬時に認証することが可能です。
メインカメラはF 2.0、インカメラはF 2.4の明るいレンズを搭載しているので、暗い場所でも明るく綺麗な写真が撮れます。
またさまざまな撮影モードが用意されており、自撮りも含めてたくさん写真を撮る方にとって嬉しい多機能・高性能なカメラが搭載されています。
連続待ち受け時間も約740時間とかなり優秀。
高級感がある光沢ボディのHUAWEI GR5は、お値段以上の格安スマホです。
HUAWEI GR5もDMMモバイルから販売されていますが、端末価格が IIJmio よりも2,000円高いのがちょっと悩みどころ。
IIJmioは家族間通話の通話料が60%OFFになる みおふぉんダイアルを提供しているので、家族間通話が多い人はこちらのほうがおすすめです。
月間のデータ通信量が10GBを超えるようなヘビーユーザーなら、高速データ通信量が15GBや20GBのプランを提供しているDMMモバイルを選ぶと良いでしょう。
格安スマホはどこで買える?
ドコモやau、ソフトバンクなら街中や家電量販店でよく携帯ショップを見掛けますが、格安スマホはどこで購入することができるのでしょうか。
その答えは大きく分けて2つあります。
格安スマホ会社のサイトから
格安スマホはMVNOと呼ばれる通信事業者のWebサイトから購入、契約するのが一般的です。
いわゆる格安スマホ会社は数え切れないほどたくさんありますが、そのほとんどが店舗を持っていません。
Webサイトからのみ契約することができるのです。
一部のプリペイドタイプに関しては、量販店やコンビニで購入してから電話で開通手続きを行うことですぐに利用することができます。
イオンなどの店舗から
最近は実店舗を展開している事業者も、ほんの少しずつではありますが増えてきています。
代表的なのは全国200店舗以上のイオンで販売している イオンモバイルや、都市部を中心に数十店舗を展開している 楽天モバイルです。
専任のスタッフが対応してくれるので、スマホにくわしくない人でも安心して申込むことができます。
また実店舗では実機に触れることができたり、購入後の操作方法などのサポートを行っている場合があります。
もちろんWebサイトから申込んだ方も利用できるので、近くに店舗があるMVNOから購入するのも良い選択かもしれませんね。
auに対応する格安スマホはどこ?
現在au回線を利用している格安スマホには mineo や UQ mobile があります。
au系のMVNOの数はすごく少ないです。
また対応している端末の数もかなり少なかったり、 au端末を再利用するにはいくつか条件があるのが難点です。
- 3G端末は利用不可。4G LTEに対応している端末のみ利用可。
- VoLTE対応端末はSIMロック解除が必須。VoLTE対応プランを契約する必要あり。
- iPhoneは機種、iOSのバージョンによっては利用不可。また一部機能が利用不可。
一方で利用者が少ないおかげか、ドコモ系MVNOよりは実効速度が速い傾向にあります。
特にUQ mobileは業界参入時からずっとトップクラスの実効速度と安定感を維持していておすすめのMVNOです。
iPhoneを格安スマホにする方法
iPhoneも条件を満たせばMVNO、格安SIMで利用することができます。
ドコモが販売したiPhoneならそのままドコモ系MVNOで利用できますし、Apple Storeで購入したSIMフリーのiPhoneなら通信事業者を選ばずに利用することができます。
また6s/6s Plus/SEの3機種に関しては、キャリアで購入したiPhoneのSIMロックを解除することが可能です。
SIMロックを解除すればSIMフリー版同様、auやソフトバンクのiPhoneでもドコモ系MVNOで利用できるようになります。
iPhoneを格安スマホ化する方法については以下の記事を参照してください。iPhone SE向けに書いてありますが、6sや6s Plusにも共通する内容です。
参考記事:「 iPhone SEで格安SIMを利用するための方法 」
テザリング方法は?
特に記載がなければ、どのMVNO事業者でもテザリングすることは可能です。
ただし端末側が対応していなかったり、組み合わせによっては利用できない場合があります。
たとえばドコモが販売したAndroid端末の場合、どのMVNO事業者のSIMと組み合わせてもテザリングできません。
例外的に利用できる機種もあるかもしれませんが、基本的に本家ドコモの回線でしかテザリングできない仕様となっています。
またiPhoneをau系MVNOで利用する場合はテザリングが利用できない可能性が高いです。
この2つは相性が悪く、OSバージョンが変わるごとに挙動が変わるのであまりおすすめできません。
iPhoneでテザリングしたい場合はドコモ系MVNOを推奨します。
確実にテザリングを利用したいならMVNOが販売している端末を購入しましょう。
Android端末での具体的なテザリング設定方法は以下の記事を参照してください。
参考記事:「 快適!テザリング機能の設定方法 」