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自分に合った端末が見つかる!モバイルWi-Fi端末をスペックで徹底比較

モバイルWi-Fi比較のイメージ

外出先でも家と同じような感覚でインターネットを利用できる、便利なモバイルWi-Fiルーター。

いざ回線事業者を決めて、いよいよ契約しよう!と思ったのに、 端末がこんなに選べるなんて聞いてない!どれがいいかわからないという人もいるでしょう。

この記事ではこんな疑問に答えます!

  • モバイルWi-Fiのルーター端末の選び方・ポイントがわからない
  • とにかく一番おすすめなモバイルWi-Fiの会社&ルーター端末はどれなのか教えて!
  • 回線(WiMAX、ワイモバイルなど)は決まったけど、その中で自分に合うルーターはどれ?

この記事ではまずモバイルWi-Fi初心者の人に向けて「モバイルWi-Fi端末の選び方」を簡単に説明します。

次に、納得するまで端末を比較したい人に向けて、モバイルWi-Fi事業者について、主要端末の特徴と「どんな人にはどの端末がおすすめか?」を紹介します。

最後まで読めば、自分が契約すべき1台を見つけることができるでしょう。

モバイルWi-Fiルーターの端末はどう選べばいい?

それではまず最初にモバイルWi-Fiルーターの端末を選ぶ際にチェックすべきポイントと、それを踏まえた上でのおすすめ端末を1つご紹介したいと思います。

モバイルWi-Fiルーター端末のチェックポイント一覧

以下にモバイルWi-Fiルーターの端末を選ぶ際にチェックすべきポイントを1つずつ挙げていきます。

値段

「何はともあれモバイルWi-Fiルーターの端末本体の価格が気になる!」という人は非常に多いと思います。

最初に結論から申し上げますが、 docomo、ソフトバンクモバイル、ワイモバイルといった4G/LTE回線を用いたモバイルWi-Fiルーターの端末価格は 最新機種でも実質的な価格は約2万円前後(割引適用後価格)です。

また、 auとUQコミュニケーションズのWiMAX回線の端末価格は 最新機種でも実質的な価格は0~2,800円(割引適用後価格)となっています。

モバイルWi-Fiルーターの端末の価格は通信会社や端末によってまちまちですが、基本的に全ての通信会社(docomo、au、ソフトバンク、ワイモバイル、UQコミュニケーションズ)ではスマートフォンなどと同じような販売方式をとっています。


docomoやau、ソフトバンクやワイモバイルでは端末本体を 一括払い、もしくは分割払い(24回や36回)で購入することができます。

その際には端末ごとに設定された金額が割引されることがほとんどです(docomoでは「月々サポート」、auでは「毎月割」、ソフトバンクでは「月月割」、ワイモバイルでは「月額割引」)。

つまり端末の月々の分割価格から割引を差し引いた金額を毎月端末価格として支払っていく、ということです(一括払いで購入した場合は割引のみが毎月の利用料金の合計から差し引かれます)。


端末によって割り引かれる金額は異なりますが、基本的には新しい端末ほど割引額が小さく、古い端末ほど割引額が大きくなります。

ほとんどの端末で「本来の本体価格」よりも「割引適用後の実質的な本体価格」は安くなるわけですが、古い端末ほど割引額が大きくなるため実質的に0円になるものもあります。

割引適用後の実質的な本体価格がいくらになるのか、つまり最終的にいくら負担することになるのか、を見ることが大事です。

ただし分割払いの途中で解約をしてしまうと、端末価格の残債を一括して支払う必要があります。

その際は将来的に適用されるはずだった割引金額は適用されないので、割引金額の大きい端末や解約時期によっては多額のお金を支払わなくてはいけなくなります。

通信会社別端末価格の一例

このようなお話だけでは実際のモバイルWi-Fiルーターの端末の相場感がわかりにくいと思うので、docomoの「Wi-Fi STATION N-01J」と、ソフトバンクの「Pocket WiFi 601HW」、ワイモバイルの「Pocket WiFi 603HW」をそれぞれの公式オンラインショップで新規契約で購入した場合を例にとってご紹介してみましょう。


どの端末もそれぞれの通信会社における2017年4月現在での最新機種となっています。


N-01J(docomo) 601HW(ソフトバンク) 603HW(ワイモバイル)
本来の本体価格 26,568円 42,480円 62,208円
月々の割引金額 297円(×24回=7,128円) 680円(×36回=24,480円) 1,188円(×36回=42,768円)
割引適用後の月々の支払額 1,107円(×24回=19,440円) 500円(×36回=18,000円) 540円(×36回=19,440円)
実質的な本体価格 19,440円 18,000円 19,440円

表を見る上で注意したいのは、docomoは24回払いとなっているのに対して、ソフトバンクとワイモバイルは36回払いとなっている点です。

特に要注意なのがソフトバンクで、実質的な本体価格は18,000円となっていますが、最終的にこの価格にするには3年間使い続ける必要があるわけです。

もし仮に24ヶ月で解約をしてしまった場合、支払金額は500円×24回=12,000円に加えて、1,180円×12回=14,160円、つまり26,160円ということになってしまいます。

向こう12回の支払い時に適用されるはずだった月月割の適用がなくなり、残債一括請求を計算する際の月々の金額が「本来支払うべき月々の端末分割価格(680円+500円=1,180円)」になってしまうからです。

ワイモバイルもソフトバンク並みに要注意で、この端末を利用するためには「Pocket WiFiプラン2(さんねん)」という料金プランを選ぶ必要があるのですが、この料金プランは3年契約となっていて、途中解約した場合は10,260円の契約解除料が必要になる、ということです。


docomoの場合、モバイルWi-Fiルーターの端末で月々サポートの適用を受けるには「データプラン(ルーター)」という基本プランで契約する必要がありますが、これは「定期契約あり(月額1,200円)」と「定期契約なし(月額2,700円)」を選ぶことができます。

同様にソフトバンクモバイルにも、モバイルデータ通信向けの料金プランとして「4G/LTEデータし放題フラット」という料金プランがありますが、2年契約時の基本使用料は4,196円、2年契約未加入時は5,196円、と選べるようになっています。

つまりdocomoとソフトバンクは定期契約の有無が選べるのに対し、ワイモバイルは選べません。しかも定期契約の期間は3年です。

この点は十分気を付ける必要があるでしょう。


なお、auはモバイルWi-Fiルーターの端末を公式オンラインショップでは扱っていませんが、筆者がauショップで確認したところ、最新の「Speed Wi-Fi NEXT W04」の本体価格が28,080円、月々の割引金額(毎月割)が1,170円、割引適用後の月々の支払額が0円、実質的な本体価格が0円、となっていました。

また、UQコミュニケーションズは同じく最新の「Speed Wi-Fi NEXT W04」が「通常価格20,000円」のところ「ご提供価格2,800円」で販売されています。

こちらは分割で支払うことはできず、一括払いのみとなっています。

UQコミュニケーションズでモバイルWi-Fiルーター端末を買う場合、基本的にはこのような形になります。

auもUQコミュニケーションズも回線はWiMAXとなりますが、WiMAXの料金プラン自体2年契約が必要なものとなっており、中途解約をした場合は時期に応じて契約解除料が発生します。

最大通信速度

次に見るべきポイントは最大通信速度です。

モバイルWi-Fiルーターの端末のスペック表には必ず「通信速度」という項目があります。

そこには接続するネットワーク(3G、4G/LTE、PREMIUM 4Gなど) 別に受信時(下り)の最大速度と送信時(上り)の最大速度が書いてあるはずです。

受信時(下り)というのはモバイルWi-Fiルーターの端末側にデータを受け取る時の速度で、送信時(上り)というのは逆にモバイルWi-Fiルーター側からデータを送り出す時の速度です。

わかりやすくいえばダウンロード時とアップロード時、というイメージになります。

もちろん速ければ速いほどよい、ということになりますが、これはあくまでもモバイルWi-Fiルーターの端末側のスペックであって、高速でインターネットを使うためにはもう1つ、回線側のスペックも非常に大事になってきます。


例えばdocomoの最新のモバイルWi-Fiルーター端末、N-01Jは最新のネットワーク技術であるPREMIUM 4Gに対応しており、下り最大682Mbpsの速度が出ることが最大の売りになっています。

しかし、最大682Mbpsで通信ができるのはあくまでもPREMIUM 4Gのサービスエリアのみです。普通のLTE回線だと200Mbpsしか出ませんし、3G接続になると14Mbpsにまで落ちてしまいます。

つまり、PREMIUM 4Gに対応していないエリアで利用する場合はせっかくのモバイルWi-Fiルーターの最大速度が活かせなくなってしまうわけです。

更にいうならば、月々の高速データ通信容量をオーバーしてしまって速度制限がかかると、速度は200Kbpsまで下がります。


つまり端末と回線、両方の条件が揃ってこそ本当の意味での高速通信が実現する、ということです。

サイズ

モバイルWi-Fiルーターの端末は基本的に外に持ち出して使うことが多くなると思います。

その場合無視できないのが「携帯性」、つまり持ち歩きのしやすさです。


スペック表をみれば縦、横、奥行といったサイズや重さは載っていますが、数字だけでは具体的にイメージをすることが難しいと思います。

気になるモバイルWi-Fiルーターの端末があれば、実際にお店へ行って実機を手にしてみることを強くおすすめします。

スペックだけ見ると大きすぎると思っていた端末が、実際は角が丸められていたり面取りがされていたりして手に馴染みやすいということや、軽いと思っていた端末が逆に軽すぎてポケットやカバンの中で存在感がなくて嫌だ、などということが起こり得るからです。

バッテリー容量

バッテリー容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」という単位で表されますが、こちらも通信速度同様、容量が大きければ大きいに越したことはありません。

バッテリー容量が大きいということは、バッテリーが長持ちするということだからです。

ただし、バッテリー容量と端末の重さは基本的に比例します。

つまりバッテリー容量が大きくなれば端末は重たくなる、ということです。これはある程度仕方がありません。


技術の進化と共にバッテリーの小型化は少しずつ進んでいますので、新しい端末ほどバッテリー容量の割に端末は小さい、という傾向にあります。

バッテリー容量と端末の小ささをある程度両立させたければ最新型の端末を選ぶのが良いと思います。

連続通信時間と連続待受時間

これはバッテリー容量と大きな相関関係にあります。

連続通信時間というのはネットワークに接続された状態で使える時間の長さ、連続待受時間というのは電源が入っていて電波を正常に送信、受信することができる時間(データの送受信はできるが通信はしていない状態)のことです。

重視すべきは連続通信時間の方でしょう。

インターネットに接続した状態で何時間使えるか、というのは非常に重要だからです。

対応エリア

これは厳密に言えばモバイルWi-Fiルーターの端末のチェックポイントというよりも、回線側のチェックポイントになります。

先ほども少し触れましたが大事なポイントなので繰り返します。

通信会社が用意しているネットワークには、それぞれサービスエリア、つまりそのネットワークのサービスを受けることができるエリア、というのがあります。

言い換えればこのエリア外だとそのネットワークのサービスは受けられない、ということです。


docomoを例にとりますが、docomoでモバイルWi-Fiルーターを使う場合、接続するネットワークは大きく3G、LTE(4G)、PREMIUM 4Gと3種類に分かれています。

しかし最も通信速度の速いPREMIUM 4Gのサービスエリアは、2017年4月現在非常に限られています。

具体的には大都市圏と新幹線、高速道路沿線が中心となっており、山間部や地方はまだまだサービスエリア外です。

もし仮にPREMIUM 4Gに対応した最新のモバイルWi-Fiルーター端末であるN-01Jを買ったとしても、お住まいの地域がPREMIUM 4Gのサービスエリアでなければ「宝の持ち腐れ」ということになってしまいます。

どうせLTEしか使えないのであれば、もっと安い端末で十分だった、という事態になりかねません。

つまりモバイルWi-Fiルーターを使いたい、と思ったら、まずは各通信会社がサイト上で公開しているサービスエリアマップでどんなネットワークを提供しているのかを確認し、その上で端末選びをした方が良いでしょう。

はじめてのモバイルWi-Fiにおすすめ端末はW04!

これから初めてモバイルWi-Fiルーターを使おうという人に、おすすめの通信会社と端末の組み合わせを厳選して1つだけご紹介したいと思います。

「詳しいことはよくわからない」という人はこの組み合わせで契約をすれば失敗をする可能性は低いです。


ズバリおすすめの通信会社は「UQコミュニケーションズ(WiMAX)」、おすすめのモバイルWi-Fiルーター端末は「Speed Wi-Fi NEXT W04」です。

WiMAXには「使い放題」の料金プランがある

前述のようにWiMAXはauとUQコミュニケーションズによって提供されています。

正確にいうとWiMAXというサービス自体を運営しているのはUQコミュニケーションズで、auはUQコミュニケーションズから回線を借り受けて利用者にサービスを提供している、という形です。

auのような会社を「サービス事業者」(MVNO)と呼びますが、サービス事業者はau以外にもたくさんあります(後述)。


WiMAXがおすすめなのは、高速データ通信使い放題の料金プランがあるからです。

UQコミュニケーションズのWiMAX向け料金プランの1つ「UQ Flat ツープラス ギガ放題」は月額料金4,380円(「おトク割」「長期利用割引適用後)で高速データ通信は使い放題になります。

このように高速データ通信が使い放題の料金プランは docomo、ソフトバンク、ワイモバイルにはありません。

docomoは最小でも2GB、最大でも30GBという制限がある上、30GBの料金プランでも月額定額料だけでも8,000円です。この他に基本プラン(データプラン)の1,200円、インターネット接続サービス料200円が加算されます。

ソフトバンクは「4G/LTEデータし放題フラット」という料金プランがありますが、月4,196円で7GBまで、ワイモバイルも最大で月3,696円で7GBまでです。


モバイルWi-Fiルーターは家の外で仕事や勉強のためにノートパソコンをつないで使うことが多いと思います。

その際、高速データ通信の容量の上限を気にしながら使うのは非常に不便だと思います。

しかもノートパソコンでのネット接続はスマートフォンやタブレットに比べてデータ量が大きいため、月の上限には比較的すぐに到達してしまうはずです。

上限を超えても各社ともネット接続自体はできるものの、通信速度が大幅に落ちてしまいます。

また、モバイルWi-Fiルーターはノートパソコンだけでなくスマートフォンやタブレット、携帯ゲーム機などさまざまな機器をつないで使うこともあると思いますが、このような使い方もデータ量がかさむはずです。

以上のようなことを考えると、WiMAXの使い放題は非常に使い勝手が良いわけです。

W04は最大440Mbpsの高速通信に対応

WiMAXのモバイルWi-Fiルーター端末の中でW04が最もおすすめな理由は、下り最大440Mbpsという高速通信に対応しているからです。

この440Mbpsというのは2017年4月時点でのWiMAXの回線側の最大速度になりますので、W04はWiMAXのパフォーマンスを最大限に生かす端末、ということになります。


WiMAXのモバイルWi-Fiルーター端末の中で、440Mbpsでの通信に対応しているのはこのW04とWX03の2つです。

WX03ではなくW04の方をおすすめする理由は、W04はau 4G LTEのネットワークにも対応しているからです。


そもそもWiMAXには「LTEオプション」というものが存在します。

WiMAXはその電波特性上、山間部や高層ビルの谷間のような場所では一部電波が届きにくい場所があります。

これを補うためにLTEオプションというプランを用意し、端末側で通信モードを「ハイスピードプラスエリアモード」に変更することで、接続するネットワークがWiMAXからau 4G LTEに切り替わるようになっています(月1,005円、auスマートバリュー mine加入者は無料)。

W04はハイスピードプラスエリアモードへ切り替えて使うことができますが、WX03はハイスピードプラスエリアモード自体を使うことができません。

WiMAXの電波が入らないけれどもLTEならつながる、という場所でどうしてもインターネット接続が必要な 時は、ハイスピードプラスエリアモードが使えれば助かります。

いざという時の安心度が高いのはW04のため、ここでは1番のおすすめをW04としました。

なぜauではなく、UQコミュニケーションズがおすすめなのか

前述のようにWiMAXはauとUQコミュニケーションズの2社がサービスを提供しています。

今回auではなくUQコミュニケーションズをおすすめの通信会社としたのは、W04を購入する上ではUQコミュニケーションズの方が買いやすいから、です。

「価格が安いから」ではなく「買いやすいから」というところがポイントになります。


W04をUQコミュニケーションズの公式オンラインショップで買うと2,800円です。分割だの月々サポートだのは一切なく、単純に通常価格20,000円のものを17,200円引きの2,800円で売っています。

一方のauは公式オンラインショップでモバイルWi-Fiルーター端末の取り扱いがないため筆者がauショップで確認をしてきましたが、本体価格が28,080円、月々の割引金額(毎月割)が1,170円、割引適用後の月々の支払額が0円、実質的な本体価格が0円となっていました。

つまりUQコミュニケーションズは2,800円、auは実質0円です。これだけを見るとauの方が良さそうに見えます。


しかし もしも途中で解約したいと思った場合、auは分割払いの残月数×1,170円を精算しなくてはなりません(一括払いでもOK)。

すると 実質0円ではなくなります。

UQコミュニケーションズは契約した当月に解約をしたとしても、端末は2,800円で買ったのでそれ以上の請求は一切ありませんし、端末も返す必要はなく自分の手元に置いておけます。

どちらを良し、とするかは人それぞれだと思いますが、個人的にはUQコミュニケーションズの方がスッキリしていて良いように思えます。

WiMAXにはau以外に多彩なプロバイダがある

WiMAXはあくまでもUQコミュニケーションズが所有している回線であり、auはその回線を借り受けて利用者に提供しているサービス事業者(MVNO)、という位置づけです。


そしてWiMAXのサービス事業者(MVNO)はau以外にもたくさん存在します。

これらは皆、月額料金や端末価格が異なるうえ、新規契約をするとキャッシュバックを受けられる、といったキャンペーンを行っていることもあります。

ただし サポートという点では体制が脆弱なところも多く、わからないことがあって質問をしたものの結局はUQコミュニケーションズに直接問い合わせるように言われて2度手間になる といったこともあります。

逆にUQコミュニケーションズに聞いても「それはサービス事業者さんに聞いてください」などと言われて埒があかない、というようなケースもあるようです。


初心者の人であればWiMAXを運営している本家本元であり、サポート体制もしっかりしているUQコミュニケーションズでWiMAXを契約した方が安心だといえます。

モバイルWi-Fi回線事業者別のおすすめ端末

それでは前章の「モバイルWi-Fiルーター端末のチェックポイント一覧」に挙げた「値段」「最大通信速度」「サイズ」「バッテリー容量」「連続通信時間と連続待受時間」「対応エリア」という6点を元に、WiMAX(au、UQコミュニケーションズ含む)、ワイモバイル、ソフトバンク、docomo、そしてSIMフリーそれぞれからおすすめ端末をご紹介したいと思います。

WiMAX

「Speed Wi-Fi NEXT WX03」

WiMAXのモバイルWi-Fiルーター端末で最もおすすめなのは前述のようにW04ですが、その次、ということになるとこの「Speed Wi-Fi NEXT WX03」(発売:2017年2月)になります。

通信速度はW04と同じ最大440Mbpsですが、ハイスピードプラスエリアモードには対応しない点がややネックでした。

しかしこれは逆にいえば、 確実にWiMAXの電波が入る場所でしか使わないのであればウィークポイントにはなりません。


そしてWX03がW04に比べて勝っている点は 連続通信時間と重量、バッテリー容量です。

W04のバッテリー容量は2,750mAhなのに対してWX03は2,890mAhです。連続通信時間もW04は10時間、WX03は12時間と長くなっています。

こうなるとWX03はバッテリー容量が大きい分重いのかな、と思うところですが、なんとW04の140gに対してWX03は110gと30gも軽いのです。

つまり軽くてバッテリーの持ちが良い端末が欲しい人にはWX03はおすすめです。

ただし WiMAXの電波の入りが心配な場所に住んでいる、あるいは地方へ行かれることが多いような人はau 4G LTEに対応していないのでおすすめできません。

Speed Wi-Fi NEXT W03

もう1つおすすめするとするならば「Speed Wi-Fi NEXT W03」(発売:2016年6月)になります。

W03は連続通信時間が12時間とWX03並み、重量は127gとWX03には及ばないもののW04よりは軽くなっています。なお、バッテリー容量はW04を凌ぐ3,000mAhです。

このようにW03はWX03並みにバッテリー性能が優秀な上に、WX03では対応していなかったau 4G LTEに対応しているのが売りです。

ただし通信速度が最大370MbpsとW04やWX03に比べて劣ります。

しかも370Mbpsが出るのはau 4G LTEとWiMAXの電波を束ねて通信するキャリアアグリゲーションに対応しているエリアのみです。

このエリアは2017年4月現在、東京都渋谷駅周辺エリアから提供が開始されているところで、愛知県名古屋駅周辺、大阪府梅田駅周辺、山手線主要駅周辺へと順次拡大予定ですがまだまだエリアが狭いです。

それ以外のエリアでの通信速度は220Mbpsに留まります。


WX03並みに軽くてバッテリーの持ちが良い端末が欲しい、W03のバッテリー性能は少々心許ない、でもau 4G LTEには対応していないと困る、という人にはW03はおすすめです。

ただし速度がラインナップのうち最速の端末でないと嫌だ、とこだわる人にはおすすめできません。

ワイモバイル(Pocket WiFi)

Pocket WiFi 603HW

ワイモバイルのモバイルWi-Fiルーター端末の中で最もおすすめなのはこの「Pocket WiFi 603HW」(発売:2017年2月)です。

おすすめする最大の理由は、 ソフトバンクが提供する「Hybrid 4G LTE」という最大612Mbpsの通信速度を誇る最新の通信技術に対応しうるモバイルWi-Fiルーター端末が、2017年4月時点ではこの603HWのみだからです。

とにかくワイモバイルのモバイルWi-Fiルーター端末で速度の速いものが欲しい、という人にはこの603HWが絶対的におすすめです。

ただしソフトバンクのHybrid 4G LTEはサービスエリアがまだ限られています。

サービスエリア外のお住まいの人は最大350MbpsのLTE接続に留まるため、スペックを最大限に生かすことができずおすすめはできません。

Battery Wi-Fi

ワイモバイルのモバイルWi-Fiルーター端末は603HWがずば抜けておすすめで、他はあまりおすすめのものがありません。

そんな中であえてもう1つご紹介するとしたら、この異色の端末「Battery Wi-Fi」(発売:2015年9月)を挙げます。


この端末の最大の特徴は、モバイルWi-Fiルーター端末でありながら7,800mAhという大容量モバイルバッテリーでもある、という点です。

7,800mAhというのは端末自体のバッテリー容量でもあるわけですが、これをスマートフォンやタブレットといった他の機器の充電にも使うことができる、というわけです。


ただし注意点が2つあります。

1つは 通信速度が112.5Mbpsしか出ないということ、対応している料金プランが「データプランS(1GB)」しかない、ということです。

最新のモバイルWi-Fiルーター端末に比べると速度はかなり劣りますし、高速データ通信容量の1GBというのはスマートフォンでもあっという間に使い切ってしまいますので、モバイルWi-Fiルーター端末の容量としては少なすぎます。

したがってこのbattery Wi-Fiをおすすめできるのは、あくまでもモバイルバッテリーとしての用途をメインに考え、モバイルWi-Fiルーター端末としては緊急用に使えれば良い、と考えることができる人や、滅多にモバイルWi-Fiルーター端末は使わないが、とりあえず持っておきたいという人でしょう。

毎日のようにノートパソコンと一緒に外へ持ち出してガンガン使いたい、という人は603HWのように普通のモバイルWi-Fiルーター端末を選ぶべきです。

ソフトバンク

Pocket WiFi 601HW

ソフトバンクのモバイルWi-Fiルーター端末で最もおすすめなのはこの「Pocket WiFi 601HW」(発売:2017年3月)です。

おすすめする理由はワイモバイルのところでご紹介した「Pocket WiFi 603HW」同様、 ソフトバンクの「Hybrid 4G LTE」の最大612Mbpsという速度に対応するモバイルWi-Fiルーターが2017年4月時点ではこの601HWしかない、ということです。

なお603HWとこの601HWはほぼ同一端末と言って差し支えありません。スペックもほぼ一緒です。


唯一異なる点は連続通信時間で、603HWが「連続通信時間:約8.5時間」となっているのに対して601HWは「連続通信時間:約8.5時間(省電力設定ONの時)、約6時間(省電力設定OFFの時)」となっているというところです。

つまり601HWは省電力設定をOFFにできる、ということになります。

docomo

Wi-Fi STATION N-01J

docomoのモバイルWi-Fiルーター端末で最もおすすめなのは「Wi-Fi STATION N-01J」(発売:2017年3月)です。

これは2017年4月現在、唯一新世代の通信技術「PREMIUM 4G」の最大速度682Mbpsに対応したモバイルWi-Fiルーター端末です。

おすすめポイントは何といってもWiMAXの440Mbps、ソフトバンクのHybrid 4G LTEの612Mbpsを超える682Mbpsの通信に対応している、という点です。

史上最速の通信技術に対応している唯一の端末、というわけです。


ただしHybrid 4G LTE同様、PREMIUM 4Gはサービスエリアがまだまだ狭いです。

お住まいの場所がまだサービスエリアではない、サービスエリアに入るまでしばらくかかりそうだ、という場合は別の端末にしておいた方が良いでしょう。

というのも、現時点でdocomoの公式オンラインショップで扱っている端末の中で最も高額なのがこのN-01Jです(実質負担金19,440円)。

実質負担金が0円の端末も多い中で、そのパフォーマンスを生かせないにも関わらず高い端末を買う必要はないからです。

言うまでもなくこの端末がおすすめなのはとにかく通信速度の速い端末が欲しい人で、なおかつPREMIUM 4Gのサービスエリアにお住まいの人。

おすすめできないのはPREMIUM 4Gのサービスエリア外にお住まいの人、今後しばらくお住まいの場所がPREMIUM 4Gのサービスエリアに入りそうにない人、です。

Wi-Fi STATION L-01G

docomoのモバイルWi-Fiルーター端末で次におすすめなのは「Wi-Fi STATION L-01G」(発売:2015年3月)です。

お住まいの場所がPREMIUM 4Gのサービスエリア内であれば、682Mbpsでの通信に対応しているN-01Jがおすすめとなりますが、PREMIUM 4Gのサービスエリア外である、あるいは682Mbpsでの通信にこだわらない、ということであればこのL-01Gがおすすめです。

ただ、このL-01Gも最大262.5Mbpsですが一応PREMIUM 4Gに対応しています。


L-01G最大の特徴は4,880mAhという大容量バッテリーです。

モバイルバッテリーチャージャー機能も備えているので、前出のワイモバイルのbattery Wi-Fiのようにスマートフォンやタブレットへの充電も行えます。

重さは186gとモバイルWi-Fiルーター端末としては重めですが、LTE接続であれば連続通信時間は20時間にも及びます。

1泊2日程度の出張であれば1度も充電することなく、場合によっては他の機器にバッテリーの充電すらして帰ってくることができるはずです。


おすすめしたいのはとにかくモバイルWi-Fiルーター端末を使いまくるというヘビーユーザーの人です。

逆におすすめできないのは軽くて小さくてスマートなモバイルWi-Fiルーター端末を使いたい、という人です。

L-01Gは小さ目のスマートフォンくらいの大きさがありますので、決してスマートとはいえません。

普段はカバンを持ち歩かない、という男性にもあまりおすすめすることはできません。

SIMフリーのWi-Fiルーター

SIMフリーのWi-Fiルーターとは

SIMフリーのWi-Fiルーターとは、通信会社の縛りがなく使えるWi-Fiルーターのことです。

docomoやau、ソフトバンクやワイモバイル、UQコミュニケーションズといった通信会社で販売されているモバイルWi-Fiルーター端末は、自社で契約し、発行されたSIMカード以外は認識できないように「SIMロック」という制約がかけられています。

そのため、例えばdocomoのモバイルWi-Fiルーター端末にソフトバンクのSIMカードを挿入しても使うことはできません。逆もまた然り、です。

最近はMVNOの格安SIMが各社からたくさん出ていますが、こういった格安SIMも含めて さまざまな会社のSIMカードを自由に挿入して使うことができるのがSIMフリーのWi-Fiルーターです。

SIMフリーのWi-Fiルーターは通信会社に縛られたくない人におすすめ

今まで見てきたように、 いわゆるキャリアと呼ばれる通信会社でモバイルWi-Fiルーター端末を契約すると、いわゆる「2年縛り」や「3年縛り」に縛られてしまうことがあります。

最もおすすめとご紹介したUQコミュニケーションズのWiMAXも2年契約が前提となっていますし、ワイモバイルにいたっては3年契約です。

その間ずっと不満を抱くことなく使えていれば問題ありませんが、実際に使ってみたら思っていたのと違ったり、生活環境が変わってモバイルWi-Fiルーターを使わなくなってしまう場合や、解約をしたくなることもあるでしょう。

2年契約、3年契約の前提で端末を安く購入できたり、初期投資がゼロで分割購入できるのはメリットですが、 反面自由が利かなくなる、という側面があります。

そのため、SIMフリーのWi-Fiルーターは通信会社に縛られたくない人におすすめです。

docomoやau、ソフトバンクといった通信会社でかつてモバイルWi-Fiルーターを分割払いで購入し、 既に支払いは終わっているものの端末は古くなって使っていない、でも回線契約だけはまだ残っている、というような場合は、SIMフリーのWi-Fiルーターを買ってきて通信会社のSIMカードを入れて使ってみる、というのもいいと思います。

Aterm MR05LN

SIMフリーのモバイルWi-Fiルーター端末の中で最もおすすめなのは「Aterm MR05LN(発売:2016年9月)」です。

2017年4月現在、SIMフリーのモバイルWi-FiルーターでおすすめできるのはこちらのMR05LNのみ、といっても過言ではありません。

そのくらいよくできている端末です。

MR05LNは docomo、au、ソフトバンク、ワイモバイルそれぞれが持っている主要な電波に対応しているので、これら全ての通信会社のSIMカードを挿して使うことができますし、MVNOの格安SIMもドコモ系、au系、ソフトバンク系全て使えます。

この汎用性の高さが最も大きな特徴といえます。


その上SIMカードスロットを2つ備えているので、さまざまな目的で複数のSIMカードを使い分けている人にはとても便利です。

SIMカードの使い分けとして考えられるのは、例えば「仕事用として会社から支給されているSIMカード」と「プライベート用のSIMカード」のように目的に応じてSIMカードを分けて使う、というケースがあります。

毎月たくさんの通信を行う人であれば、「A社の月5GBのSIMカード」と「B社の月3GBのSIMカード」のように複数のSIMカードを契約しておき高速データ通信容量の超過による通信速度の低下を避ける、という使い方もあります。

つまり月5GBのSIMカードの容量を使い切ってしまった後は月3GBのSIMカードに切り替えて使うわけです。

しかもMR05LNはSIMカードごとの切り替えに要する時間が約10秒となっており、切り替えが非常にスムーズになっています。

3つの周波数帯の電波を束ねて通信を行う「3CA(3派アグリゲーション)」にも対応しており、端末仕様としては最大375Mbpsの通信に対応しています。

なお、価格はアマゾンなどのネット通販サイトで15,000円前後となっています。

まとめ

以上、モバイルWi-Fiルーター端末を主にスペックの点から通信会社別に比較をしながら、各社のおすすめ端末をご紹介してきました。

長くなってしまったので、ここで改めて内容を簡単にまとめておきましょう。

モバイルWi-Fiルーターの端末選びで意識すべきポイントは

  • 値段
  • 最大通信速度
  • サイズ
  • バッテリー容量
  • 連続通信時間と連続待受時間
  • 対応エリア

以上の6つです。


まず値段ですが、docomo、ソフトバンクモバイル、ワイモバイルといった4G/LTE回線を用いたモバイルWi-Fiルーターの端末価格は最新機種でも実質的な価格は約2万円前後(割引適用後価格)、auとUQコミュニケーションズのWiMAX回線の端末価格は最新機種でも実質的な価格は0~2,800円(割引適用後価格)となっています。

通信速度はそれぞれの端末の最大通信速度はもちろんですが、同じくらい大事なのが利用する通信会社の回線の通信速度です。この2つが揃って初めて端末の性能が発揮されます。

サイズとバッテリー容量はトレードオフの関係にありますので、携帯性とバッテリーの持ちのどちらを優先するか決めるべきでしょう。

そしてサイズ感はスペック表で見るのと実際に持ってみるのとでは受ける印象が異なるので、気になる端末は必ず購入前に実物をチェックすべきです。

連続通信時間と連続待受時間はバッテリーの容量と比例しますが、より重視すべきはネットワークに接続した状態での稼働可能時間を表す連続通信時間です。

対応エリアは直接端末に関わるものではありませんが、例えばdocomoのPREMIUM 4GやソフトバンクのHybrid 4G LTEのようにまだサービスエリアが限定的なサービスは端末側が対応していてもお住まいの場所がサービスエリア外のため端末性能を生かし切れないことがあるので注意が必要になります。


そして これから初めてモバイルWi-Fiルーター端末をお使いになる人におすすめの通信会社と端末をご紹介するとしたら、おすすめの通信会社は「UQコミュニケーションズ(WiMAX)」、おすすめの端末は「Speed Wi-Fi NEXT W04」になります。

UQコミュニケーションズのWiMAXは高速データ通信が使い放題になる料金プランがあることがおすすめする最大の理由です。

そしてW04をおすすめするのはWiMAX最大の440Mbpsの通信に対応しながら、au 4G LTEでの通信が可能な「ハイスピードプラスエリアモード」に切り替えて使うことが可能なため、「圏外で使えない」という可能性が劇的に下がるからです。

次に回線事業者別のおすすめモバイルWi-Fiルータ―端末ですが、それぞれ

WiMAX

  • Speed Wi-Fi NEXT WX03(バッテリー容量と連続通信時間と重量がW04に比べて勝っている)
  • Speed Wi-Fi NEXT W03(WX03並みにバッテリー性能が優秀な上に、WX03では対応していなかったau 4G LTEに対応している)

ワイモバイル

  • Pocket WiFi 603HW(Hybrid 4G LTEの最大612Mbpsの通信に対応する唯一の端末)
  • Battery Wi-Fi(モバイルWi-Fiルーター端末でありながら7,800mAhという大容量モバイルバッテリー)

ソフトバンク

  • Pocket WiFi 601HW(Hybrid 4G LTEの最大612Mbpsの通信に対応する唯一の端末)

docomo

  • Wi-Fi STATION N-01J(PREMIUM 4Gの最大682Mbpsの通信に対応する唯一の端末)
  • Wi-Fi STATION L-01G(モバイルバッテリーチャージャー機能も備え、4,880mAhという大容量バッテリーを持つ)

SIMフリー端末

  • Aterm MR05LN(WiMAX以外の全てのキャリアの電波に対応、デュアルSIMカードスロットを備え、3CAに対応して最大375Mbpsでの通信も可能)

…とさせていただきました。

SIMフリー端末はキャリア契約におけるいわゆる「2年縛り」「3年縛り」が嫌な人におすすめで、既にモバイルWi-Fiルーターの端末代金の支払いが終わったキャリアのSIMや、MVNOの格安SIMを挿して使ったりするとよいでしょう。

ぜひ今回の記事を参考にして、ご自身にぴったりあった通信会社、モバイルWi-Fiルーター端末をみつけるようにしてください。

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