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WiMAXの上り速度が遅いって本当?低速時の対策方法を解説

WiMAXの上りが遅い

「WiMAXの上り速度が遅い…」

SNSで頻繁に画像・動画を上げたり、Youtubeでアップロードを多用する人にとっては死活問題ですよね。

インターネットの使用では「下り(ダウンロード)」の方が重要だとされますが、 いつまで経ってもアップロードされない状態はまた違ったストレスが溜まります。

上りスピードが遅いとイライラすることも多い

  • WiMAXの上り速度が遅いという口コミ
  • WiMAXの上り速度に関する不満

を見て、不安になっている人も多いのではないでしょうか。

今回は、現行規格のWiMAX 2+が本当に遅いのかどうか、他社と徹底比較した結果をまとめました。

そして「いまWiMAX 2+を契約しているけど遅くてイライラ…」という方のために、 上り速度を改善するための今日からできる方法も解説します。

WiMAX 2+の上り速度は遅い

WiMAX2+の上り速度は遅い

WiMAX、特に現行のWiMAX 2+は上り速度が遅いです。理論上最大でも30Mbpsまでしか出ません。

しかも 最大30Mbpsとなるのは最新の対応機種を利用していて、かつ特定のエリア内にいる場合のみです。

古い機種を使っていたり、対応エリア外にいる場合は最大10Mbpsとなってしまいます。

ちなみにMbps(メガビット毎秒)は、データ転送速度を表す単位です。

例えば、10Mbpsなら1秒間で10Mbit(メガビット)転送することを表します。

また、ストレージ容量などに使われるバイトとビットは異なる単位で、1バイト=8bit(ビット)です。

つまり、10MB(メガバイト)のデータを10Mbps(メガビット毎秒)で転送するのにかかる時間は8秒ということになります。

データ転送速度の計算(例)

10MB(メガバイト)=80Mbit(メガビット) なので、
→ 80Mbit÷10Mbit/秒=8秒

ハイスピードプラスエリアモードなら最大25Mbps

ハイスピードプラスエリアモードに対応している機種ならau 4G LTE回線で通信することも可能です。

このau 4G LTE回線なら上り最大25Mbpsで通信することが可能なので、一時的に最大25Mbpsまで引き上げることはできます。

ただし、ハイスピードプラスエリアモードを利用すると、契約状況によっては追加料金が発生する場合があります。

au 4G LTEのデータ通信量が月間7GBを超過すると、月末まで最大128kbpsに制限されてしまう諸刃の剣です。

制限状態ではWiMAX 2+の通信速度も低速化してしまうのでご注意ください。

しかし30Mbpsや25Mbpsといった数字を並べられても、それがどれくらいのスピードなのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで相対的に評価するために、他社の上り速度と比較してみましょう。

携帯電話各社の最大上り速度比較

最大上り速度
docomo 50Mbps
au 30Mbps(WiMAX 2+)/25Mbps(au 4G LTE)
Softbank/Y!mobile 37.5Mbps(FDD-LTE)/13Mbps(AXGP + TDD-LTE)

WiMAX 2+を提供しているUQと、モバイルWi-Fiルーターを取り扱っている携帯電話会社3社の上り速度を表にまとめてみました。

ただしいずれも対応機種、対応エリア内におけるベストエフォートです。

実際の通信速度とは異なりますのでご注意ください。

理論上1番速いのはドコモです。

ドコモは数年前から上り最大50Mbpsのサービスを提供しており、2年以上前に発売されたWi-Fi STATION L-01Gでさえ上り最大50Mbpsで通信することが可能です。

2番目に速いのがソフトバンク、またはソフトバンクのサブブランドであるY!mobileです。

ただしY!mobileはアドバンスオプションを申込むとFDD-LTE回線の通信は利用できなくなり、上り最大13Mbpsになってしまいます。

auは千葉県の一部エリアで最大50Mbpsのサービスを開始していますが、対応機種は2017年発売の最新スマートフォンに限られています。

非対応機種はUQと同じく最大30Mbps、もしくは最大25Mbpsです。

実際の通信速度もこの順位になるとは限りませんが、理論上UQ WiMAXは遅い部類だと言わざるを得ないでしょう。

また全機種が最大30Mbpsや最大25Mbpsに対応しているわけではありません。

WiMAX 2+提供端末の上り速度比較

  WiMAX 2+エリア au 4G LTEエリア
W04 30Mbps 25Mbps
W03 10Mbps 25Mbps
WX03 30Mbps 非対応
WX02 10Mbps 非対応
L01 30Mbps 25Mbps
novas Home+CA 10Mbps 非対応
Triprouter 10Mbps 25Mbps

こちらの表ではWiMAX 2+のルーター端末が対応している最大上り速度をまとめました。

まずau 4G LTE回線についてはハイスピードプラスエリアモードを搭載している機種のみ利用可能です。

NECプラットフォームズ製のWX03やWX02、ホームルーター型のnovas Home+CAはハイスピードプラスエリアモードに対応していないので、au 4G LTEを利用することはできません。

また WiMAX 2+回線は一部の対応機種のみが最大30Mbpsで通信することが可能になります。2017年5月時点での対応機種はW04、WX03、L01の3機種のみです。

それ以外の機種の上り速度は最大10Mbpsになります。

実にドコモの5分の1のスピードです。しかもこれはベストエフォート、理論値なので実際の通信速度はこれよりも遅くなると考えるべきでしょう。

WiMAX 2+の実際の上り速度はどれくらい?

WiMAX 2+の実際の通信速度が気になるという方も多いのではないでしょうか。

しかし残念ながら、WiMAX 2+に関しては実際の上り速度を測定することは困難です。

アプリの通信速度測定には信憑性が少ない理由


アプリを利用すれば通信速度を測定できるのでは?と思われるかもしれませんが、そういった測定によって得られるデータが参考にならない理由が2つあります。

  1. UQはエリアごとの最大通信速度を公開していない
  2. WiMAX 2+回線の上り速度が理論値を超える異常が確認されている

UQはWiMAX 2+を利用できるサービスエリアこそ公開していますが、特に上り速度についてはどのエリアで最大30Mbpsの通信が可能なのかどうか公開していません。

また2017年4月頃から、WiMAX 2+回線の通信速度を測定すると理論値を大幅に超えるという異常が複数のユーザーによって確認されています。

参考:UQ mobileがau本家級の速度、mineoとIIJmioは昼時が鬼門――「格安SIM」の実効速度を比較(au&Y!mobile回線4月編)|ITmedia Mobile

この原因について現時点では公式なアナウンスは発表されていません。

確かなのは、 現在アプリなどの測定によって得られるWiMAX 2+の上り速度は信憑性がないということです。

また測定値が理論値以下であったとしても、それが正常に測定されたという保証にはなりません。

Try WiMAXで実際に利用してみよう

通信速度が気になるのであれば、信憑性が低い数値を参考にするよりも実際に利用して確かめてみましょう。

UQでは Try WiMAXという約2週間のお試しサービスを提供しています。

その時の在庫次第ですが、貸出端末は対象機種から選ぶことが可能です。

筆者としては アプリで通信速度を測定するよりも、Try WiMAXで実際に体感してみることをおすすめします。

Try WiMAXで実際に利用してみよう

上り速度が遅くても問題ないケース

例えば、WEBサイトを閲覧する時は文字や画像のデータをダウンロードしますよね。

YouTubeを視聴するなら動画データをダウンロードします。

これらの作業はほとんどがダウンロードなので、上り速度はほとんど関係ありません。

上り速度が重要になってくるのは、SNSに写真や動画をアップロードしたり、Skypeのビデオ通話などデータを送る作業を行う時です。

もしこういった作業を滞りなく快適に行いたいならWiMAX 2+は不向きですが、 実際は5Mbpsも出ていれば写真のアップロードは数秒で終わりますし、短い動画ならこちらも数分程度で完了します。

時間がかかっても構わないのならWiMAX 2+でも問題ありません。

しかし ビデオ通話だと映像や音声が乱れて、快適に利用できない可能性が高いです。

他のユーザーと協力してプレイするオンラインゲームなども厳しいかもしれません。

使い方によって上り速度の重要性は変わるので、これからモバイルWi-Fiルーターを契約しようとされている方は、想定している使用方法を踏まえてサービスを選びましょう。

上り速度が遅いと感じた時の4つの対策方法

実際にWiMAX 2+を利用していて、上り速度が遅いと感じた時の対策方法を4つ紹介します。

上り速度が低速化している原因にもよりますが、下記の対策を行えば多少は改善する見込みがあります。通信速度を改善したい時は試してみてください。

ルーターを窓際に設置する

まずはルーターの設置場所を見直しましょう。

とくに、 WiMAX 2+で利用されている電波は屋内へ届きにくく、減衰によって通信速度が低速化しやすいという特徴があります。

電波が繋がりにくかったり 通信速度が遅い時は、窓がある部屋に設置してみましょう。

ただし針金が仕込まれた網入りガラスを使用している場合は、窓際に設置しても改善しない可能性が高いです。

その場合は窓を開けると改善するかもしれません。

ハイスピードプラスエリアモードを利用する

au 4G LTEに対応している機種を使っている場合、 ハイスピードプラスエリアモードに切り替えると改善する可能性があります。

既に説明したように、上り最大30Mbpsで通信できる条件はかなり限られているので、W04などの対応機種でも実際は最大10Mbpsで通信している可能性は十分に考えられます。

またWiMAX 2+回線が混雑していても、au 4G LTE回線は空いているという可能性も十分にあります。

WiMAX 2+回線で上り速度が遅いと感じる時は、ハイスピードプラスエリアモードを利用してみましょう。

ただし契約内容によっては、ハイスピードプラスエリアモードを利用すると追加料金が発生します。

また、 au 4G LTEのデータ通信量が7GBを超過すると最大128kbpsに制限される点にも要注意です。

優先度が低いソフトの通信速度を制限する

パソコンやスマートフォンは見えないところでたくさんの通信を行っています。

あまり使わないソフトやアプリの通信を制限することで、今すぐ進めたい作業の上り速度を改善させることが可能かもしれません。

例えば、パソコンでオンラインストレージサービスのDropboxを利用している方は、設定を変更することで上り速度に制限をかけることができます。

急いでバックアップを行う必要がないなら、転送速度に上限を設定したりバックアップ作業自体を停止しておくと良いでしょう。

また、スマートフォンなら不要なアプリを削除したり、無効化しておきましょう。

機種によってはアプリを自動的に起動しないように設定したり、バックグラウンドでの通信を制限することも可能です。

ただし、バックグラウンドの通信を遮断するためにタスクキラー系のアプリを利用している方は注意してください。

アプリを強制的に終了してしまうと、自動的に再起動するためデータ通信量はかえって増えてしまう恐れがあります。

タスクキラーアプリを使うなら、アプリが自動起動しないようにあらかじめ設定しておきましょう。

最新端末に機種変更する

2016年以前に発売された機種は、いずれもWiMAX 2+回線の上り最大が10Mbpsになっています。

ハイスピードプラスエリアモードに対応しているならau 4G LTE回線を利用するという方法もありますが、非常手段的な対策であることは既に説明した通りです。

古い機種を使っている場合は、 最新機種のW04やWX03、あるいはL01への機種変更を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

WiMAX 2+は規格上、好条件下でも上り最大30Mbpsまでしか出ません。

これはドコモの上り最大50Mbpsや、ソフトバンクやY!mobileの上り最大37.5Mbpsと比べるとやや遅めです。

また条件が揃わなければ最大10Mbpsしか出ないので、 上り速度に関して言えば他社よりも劣っていると言わざるを得ないでしょう。

ただし、インターネットを利用する上で、上り速度は下り速度ほど重要な要素ではありません。

それに ルーターの設置場所や、設定を見直すことで実用的なレベルまで改善する可能性もあります。

もしWiMAXの上り速度が遅いと感じたら、今回紹介した方法を試してみてください。

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