自宅にWi-Fiを引きたい!スマホ+固定回線の料金を最安にする方法
スマホやゲーム機、パソコンなど、今やWi-Fiは生活に必要不可欠なものとなってきました。
家にWi-Fiを引いてスマホなどを接続すれば、毎月の通信制限を気にすることなくインターネットを快適に楽しめます。

インターネット回線を家に引くのって高いんじゃないの?
現在、固定回線は月額5,000円前後、モバイル回線は月額3,000円~4,000円でWi-Fiを引くことができます。


この記事ではこんな疑問に答えます!
- スマホが毎月通信制限にかかってしまい、困っている
- 家にWi-Fiを安く引きたい
- 家族全体の通信費をグッと下げたい
しかし、Wi-Fiを引く時に、料金の安さや会社の知名度だけで選ぶと損をしてしまうかもしれません。
速度が思うように出なくて結局使いものにならなかったり、割高になってしまったりする可能性があるからです。
この記事を最後まで読めば、自分に合ったWi-Fiの選び方、Wi-Fiを一番お得に引く方法が分かります。
目次
「自宅にWi-Fiを引く」とは?


Wi-Fiを引くメリットと開通のためにやること、決めることの手順を順に解説していくね。
すでにイメージがついている人は飛ばして「自宅に導入するWi-Fi」は大きく分けて2種類」の章へ進んでください。
家にWi-Fiがあれば、スマホやタブレットのデータ使用量を気にせずにインターネットが楽しめます。
動画をたくさん見たり、オンラインゲームをする人にはとても便利です。
Wi-Fiに接続している間はスマホのデータ使用量を消費しないので、スマホのデータ量が少ないプランにおさえられるのも魅力です。
また、最近ではテレビやゲーム機、プリンターなど、インターネットに接続することで便利に使える家電も増えています。
家にWi-Fi環境を作るのは、スマホのデータ量節約以外にもたくさんメリットがあるのです。
現在、家にWi-Fi環境がない人がWi-Fiを引くために必要なことは、おおまかに言うと以下の2点です。
- インターネットの契約
- Wi-Fi機器の用意
では次に、このWi-Fiを引く手順をそれぞれ具体的に見ていきましょう。
自宅にWi-Fiを引くための手順


自宅向けWi-Fiの選び方と流れ
- 固定回線かモバイル回線を決める
- この違いは「自宅に導入するWi-Fi」は大きく分けて2種類」で解説します。
- どの会社のプランにするか決める
- 自分に合ったものを選ぶのがポイント。
- スマホとのセット割引もあるので、スマホの月額料金+インターネット回線の月額料金を合計して一番お得になるプランを選びましょう。
- 申し込む
ではまず、固定回線とモバイル回線どちらにするかの決め方を見ていきましょう。
「自宅に導入するWi-Fi」は大きく分けて2種類
インターネット回線には、固定回線とモバイル回線の2種類があります。
それぞれの特徴を紹介していきますので、自分はインターネットをどこで、どのくらい使うか、を想像しながら読み進め、自分に合うのはどちらなのかを判断しましょう。
2種類の「自宅に導入するWi-Fi」
ヘビーユーザー向けの「固定回線」
自宅でのみインターネットが使えるタイプのインターネット回線です。
「固定回線」には光回線の他にもADSL、CATVなどがありますが、ここではコストパフォーマンスも高く現在主流となっている「光回線」の特徴を挙げています。
固定回線の特徴
自宅に光回線を引き込む工事が必要ですが回線速度が速く、接続も安定しています。
月額料金は4,000~5,000円前後です。
固定回線がオススメな人
- 自宅で動画やオンラインゲームをガッツリ楽しみたい!
- 家族みんなでインターネットを使いたい!
- とにかく回線速度にこだわりたい!
自宅で動画をよく見る人や、オンラインゲームをする人には固定回線をオススメします。
動画が途中で何度も止まったり、ゲームのグラフィックがカクカクになるのを避けるには安定した回線速度が必要です。
家族みんなが同じ時間帯にインターネット接続するという場合も固定回線をオススメします。
動画を見たり、ゲームをしたり、ネットショッピングを楽しんだりと、数人が同時にインターネット接続すると、どうしても動画やページの読み込みに時間がかかってしまいます。
回線速度が速ければ、家族みんながストレスなく使えます。
固定回線のメリット
- 回線速度が速い
- インターネット接続が安定していて、途切れない
固定回線は自宅に直接回線を引き込むので、モバイル回線よりもインターネット接続が安定します。
また、光回線は高速通信が得意な回線なので、モバイル回線よりも回線速度が速いです。
光回線でよく見る1Gbpsという数字で比較すると、一般的なモバイル回線(WiMAX)が440Mbpsなので、光回線はモバイル回線の約2.3倍の速度で通信ができます。
固定回線のデメリット
- 月額料金がモバイル回線より高い
- 基本的に取り付け工事が必要
- 自宅でしか使えない
固定回線は自宅への取り付け工事が必要となる場合がほとんどです。
工事完了までには1~1.5ヶ月かかるほか、工事費も発生します。
マンションなどの集合住宅であれば、「前に住んでいた人がすでに固定回線を使っていたので工事不要」となることもあります。
また、固定回線は自宅に直接回線を引き込むので、持ち運びはできません。引っ越しする場合は改めて工事が必要です。
手軽さ重視ならモバイル回線(モバイルWi-Fi)


画像引用:UQコミュニケーションズ「Speed Wi-Fi HOME L01/L01s」
UQコミュニケーションズ「Speed Wi-Fi NEXT W05」
スマホの通信と同じように、無線の電波を使ってインターネットに接続します。
専用の機械(端末)を介してインターネットに繋ぎます。
モバイルWi-Fiの特徴
持ち運びができるタイプと自宅のコンセントに繋げるタイプがありますが、どちらも端末が届いた日からすぐに利用できます。
月額料金は3,000円~4,000円です。
モバイルWi-Fiがおすすめな人
- 外出先でもWi-Fiを使いたい!
- 動画やゲームはあまり利用しない!
- 転勤や出張が多い!
- 通信料はとにかく安くおさえたい!
持ち運びができるタイプは使用する場所を選びません。電波が届く場所であれば、外出先でも使えます。
出張などで外出が多く、自宅でインターネットをあまり使わない人にオススメです。
自宅のコンセントに繋げるタイプは、持ち運びタイプに比べて広い家の中でも電波が届きやすいです。
固定回線と違って工事が不要なので、引越しした日からすぐに使えますし、転勤の多い人にオススメです。
モバイルWi-Fiのメリット
- 月額料金が固定回線より安い
- 工事が不要
- 持ち運びできる(外出先でも使えるものがある)
モバイル回線は電波でインターネット接続をするので、自宅に回線を引き込むというような工事は必要ありません。
また、電波が届く場所なら端末の電源を入れるだけですぐに使うことができます。
モバイルWi-Fiのデメリット
- 固定回線より速度が遅い
- 通信接続が不安定
回線速度は固定回線より遅いので、動画をたくさん見たりオンラインゲームをする人には、あまりオススメできません。
また、通信方法が電波なので、場所によってはどうしても通信接続が不安定になってしまいます。


固定回線とモバイル回線のどちらにするかが決まったら、次は「どの会社と契約するか」を決めることになります。
次の章からはそれぞれの回線業者の選び方やオススメプランをご紹介していきます。
固定回線を契約したいと思った人は、このまま次の章へ進んでください。
モバイル回線の方が合っているという人は「あなたが契約すべきモバイル回線の選び方」にジャンプしてください。
あなたが契約すべき固定回線の選び方
固定回線の具体的な選び方を見ていきましょう。
ポイントは2つです。
固定回線を選ぶための2つのポイント
ポイント1:速度と料金、どちらを優先するか?
固定回線には速度に特化したものから、料金が安いものまで様々な種類があります。
あなたが回線の速さを重視するか、料金の安さを重視するかで、選ぶべき会社やプランが変わってきます。
速度重視なら「速度重視ならNURO光の2ギガプランがオススメ」へ進んでください。
安さ重視なら「コスパ別:価格重視の人にオススメの固定回線」へ進んでください。
ポイント2:スマホとのセット割はあるか?
また、安さについては月額料金以外にも考慮すべき要素があります。それが「インターネット契約とスマホ契約のセット割引」です。
ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアはそれぞれ自社や提携会社のインターネット契約とのセット割引があり、スマホの月額料金が割引されます。
気になっている固定回線のプランに自分や家族のスマホとのセット割があるかどうか確認しましょう。
主なスマホとのセット割引
- auの割引プラン…auスマートバリュー
- 1端末につき月額500円~2,000円引き
- Softbankの割引プラン・・・おうち割 光セット
- 1端末につき月額500円~1,000円引き
- docomoの割引プラン
- ひとりでdocomoを利用している場合、主回線1端末のみ、月額100円~1,600円引き
シェアパックの場合は、シェアパックの料金から月額800円~3,500円引き(1端末ごとの割引ではありません)
- ひとりでdocomoを利用している場合、主回線1端末のみ、月額100円~1,600円引き
いま固定回線を契約するなら光回線1択

前章で少し触れましたが、固定回線には光回線やADSL、CATVといった種類があります。
この種類は、インターネットに繋げるケーブルの違いです。
光回線は光ファイバーケーブルを使った通信方式で、高速通信ができるという特徴があります。
ADSLは電話回線を使った通信方式で、NTTの固定電話が使える場所であれば回線工事なしでインターネットに接続できます。
CATVはケーブルテレビを配信する回線を使った通信方式でケーブルテレビを視聴できる地域であれば、インターネットも利用可能です。
光回線、ADSL、CATVのなかで、いま固定回線を契約するなら高速通信の性能が1番高い光回線が最もオススメです。
ADSLは、光回線の設備が整っていない地域以外は、新規申込みが終了しています。
CATVも、通信速度と料金を比較すると、光回線の方がコスパは良いと言えます。
現在では光回線が主流となっていますので、光回線を選べば間違いはないです。
次の章からはオススメ順に光回線を紹介していきます。
速度重視ならNURO光の2ギガプランがオススメ
まずは「家のWi-Fiはとにかく速度が大事!」という人向けにオススメをご紹介します。
下りの最大速度が速い順に紹介していきますね。
下り最大10Gbpsだが制限の多いNURO光とauひかりの10ギガプラン
日本で家庭向けに提供されているインターネットのうち、最速なのは下り最大10Gbpsの「 NURO光 」「auひかり」です。
フレッツ光などの一般的な光回線は1Gbpsのサービスが多いため、「10Gbps(10ギガ)」はその10倍にあたります。

家族の人数が多く、みんな同じ時間帯にそれぞれネットをする家庭や、大きなテレビ画面で動画を視聴する人、ファイルサイズの大きなデータを頻繁にやりとりする人などにはとても魅力的です。
逆に1~2人の家庭で、みんなスマホを繋いでSNSを見たりメールをするぐらいであれば1Gbpsでも十分と言えます。
なお、この10ギガプランのサービスの提供エリアはそれぞれかなり限定されているのがデメリットです。
このように使える人はごく限られていますし、月額料金も両方6,000円超えと、導入ハードルは高めです。
また、NURO光には下り最大6Gbpsのプランもありますが、こちらも10ギガプランと条件は同じです。
下り最大5GbpsのauひかりホームV
そして次に速いのがauひかりの下り最大5ギガプラン「auひかりホームV(5ギガ)」です。
月額料金は5,400円と少し下がりますが、対応地域は10ギガプランと同じく「東京都・神奈川・埼玉・千葉県の一部エリア」と限られています。
また、auひかりは10ギガ・5ギガの高速プランはともに戸建てのみが対象であることも注意点です。
コスパ最高!NURO光の2Gbpsプラン


NURO光のメインとなっているのが下り最大2Gbpsのプランです。
対応地域は関東・東海・関西と、全国対応とは言えませんが10ギガプランよりもかなり広がっています。
NURO光 2ギガプランの対応地域
- 関東1都6県(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬)
- 東海4県(愛知、静岡、岐阜、三重)
- 関西2府3県(大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良)
※対応エリアでもサービス未提供の地域もあります
NURO光2ギガプランは住居の形態によって加入可否と料金が異なります。
対応住居 | 速度(下り最大) | 月額料金 | |
---|---|---|---|
NURO光 | ・戸建て | 2Gbps | 4,743円 |
NURO 光 for マンション | ・7階建て以下のマンション | 2Gbps | 1,900~2,500円(利用戸数によって変動) |
NURO光 10G | ・戸建て ・5階建て以下のマンション | 10Gbps | 6,480円 |
※税抜き価格
1Gbpsの光回線の月額料金相場は4,000~5,500円程度なので、「NURO光」は速度も考慮するとコストパフォーマンスは良いと言えます。
また、マンションプランの料金は同じマンション内でNURO光を利用している人が多ければ多いほど安くなるというしくみです。
10人以上利用者がいると最安値の1,900円となります。
これはあらゆるインターネット回線契約の中でもかなり安い料金なので、マンションの戸数が多く、NURO光に対応しているのであれば、仲間をたくさん集めてNURO光に加入することを強くおすすめします。
なお、マンションプランは最低4人の利用者がいないと申し込めません。
建物が7階建て以下で、4人集まるまで待てない場合は月額4,743円の「NURO光」の方を申込むこともできます。
NURO光が使えなければ1Gbps回線の中から選ぼう
ここまで紹介してきた回線は利用できるエリアに制限がありました。

2GbpsのNURO光の次に速い回線となると、ほとんどの光回線(1Gbps)の中から選ぶことになります。
フレッツ光、 ドコモ光 、 ソフトバンク光 などの有名な光回線はほぼ下り最大1Gbpsとなります。


速度の評判が良い光回線
auひかり≧各地方の電力会社系回線>>ソフトバンク光、ドコモ光などの「光コラボ」
※電力会社系回線…関西:eo光、東海:コミュファ光、中国:メガ・エッグ、四国:ピカラ光、九州:BBIQ
ここで挙げたのはそれぞれ1Gbpsの回線ですが、利用者の数によって回線の混雑度が変わります。
auひかりや各地方の回線は「光コラボ」に比べて混雑度が低く、体感の速度も速めという評判が多いです。
※光コラボ…フレッツ光回線を借りて提供しているサービス。すべて回線は「フレッツ光」なのでユーザーが集中し、混雑しやすい。
ここで挙げた1Gbpsのプランを表にまとめました。
戸建てと集合住宅(マンション・アパート)で金額が変わりますのであなたの住居形態に合わせて各社を比較してみてください。
また、どのスマホとのセット割があるか?も料金比較においては重要です。
Softbankと表記があれば、Softbankの携帯端末のみ割引が適用されます。
セット割はスマホのプランによって割引金額が変わりますが、大まかな目安は下記の通りです。
- auの割引プラン…auスマートバリュー
- 1端末につき月額500円~2,000円引き
- Softbankの割引プラン・・・おうち割 光セット
- 1端末につき月額500円~1,000円引き
- docomoの割引プラン
- ひとりでdocomoを利用している場合、主回線1端末のみ、月額100円~1,600円引き
シェアパックの場合はシェアパックの料金から月額800円~3,500円引き(1端末ごとの割引ではありません)
- ひとりでdocomoを利用している場合、主回線1端末のみ、月額100円~1,600円引き
回線会社 | エリア | 回線速度 | 戸建て | 集合住宅 | セット割 |
---|---|---|---|---|---|
NURO光 | 関東・東海・関西 | 下り最大2Gbps | ¥4,743 | ¥4,743 | Softbank |
auひかり | 全国 | 最大1Gbps | ¥5,100 | ¥4,050 | au |
コミュファ光 | 東海 | 最大1Gbps | ¥5,550 | ¥5,550 | au |
eo光 | 関西+福井 | 最大1Gbps | ¥4,953 | ¥4,953 | au |
メガ・エッグ | 中国 | 最大1Gbps | ¥4,000~¥5,000 | ¥2,200~¥3,800 | au |
ピカラ光 | 四国 | 最大1Gbps | ¥4,900 | ¥3,700 | au |
BBIQ | 九州 | 最大1Gbps | ¥4,700 | ¥4,100 | au |
ソフトバンク光 | 全国 | 最大1Gbps | ¥5,200 | ¥4,000 | docomo |
※価格は全て税抜きです
コスパ別:価格重視の人にオススメの固定回線
では次に、価格を重視する人へ。
どのくらいの速度が欲しいかによってオススメが変わってきますので、ここからはパターンごとに紹介していきます。
- たまにしかネットを使わず、とにかく安さ優先ならフレッツ光ライト
- 下り1Gbpsの光回線の中で最安なのは@スマート 光とenひかり
- 速度も求めるコスパ優先派にはスマホセット割のあるビッグローブ光・NURO光・ドコモ光がオススメ
たまにしかネットを使わず、とにかく安さ優先ならフレッツ光ライト
たまにメールやSNSを見るくらいで、インターネットをあまり使わない人にはフレッツ光ライトがオススメ。
速度は下り最大100Mbpsです。
月額料金は2段階の定額プランなので、インターネットをあまり使わない月は基本料金のみでOKです。
戸建て | 集合住宅 | 基本通信料 | 通信速度 | |
---|---|---|---|---|
NTT東日本 | ¥3,300 | ¥2,500 | 200MB | 100Mbps |
NTT西日本 | ¥3,700 | ¥3,100 | 320MB | 100Mbps |
※この表の月額料金は最安のプロバイダ BB.excite(月額500円)を含んだ税抜料金です
月額料金は戸建て住宅か集合住宅かの住居形態によって変わります。
関東圏で戸建て住宅に住んでいる人は、月額3,300円で基本通信量は200MBとなります。
つまり、200MBを超過するまでは基本料金だけで使えるということです。
また、基本の通信量を超過してしまった場合は、使ったデータ量に応じて支払うことになります。


上限額があるので安心ではありますが、残念ながらこの上限額はあまり安価ではありません。
最安プロバイダBB.excite(月額500円)を含んだ場合の上限額
- NTT東日本の場合
- 戸建ての上限額6,300円、集合住宅の上限額4,800円
- NTT西日本の場合
- 戸建ての上限額6,500円、集合住宅の上限額5,900円
基本料金のみで使える通信量が少ないので、今後インターネットの使用量が増えそうな人などは注意が必要です。
また、基本料金のみで使えるデータ量は、地域によって異なります。
あなたのお住まいの地域がNTT東日本の管轄エリアならば200MB、NTT西日本の管轄エリアなら320MBとなります。

メールの確認や1日3ページほどのサイト閲覧なら、基本料金でおさまります。
200MBに収まるインターネットの使用量について、NTT東日本公式ホームページのサポートで解説されています。
価格重視の人で今後のインターネット使用量が増えそうな場合や、動画を見る機会が多くなりそうな場合は、フレッツ光ライトよりもモバイル回線の方がオススメです。
モバイル回線であれば、月額料金が3,000円程で毎月5ギガまでインターネットが利用できます。
5ギガは200MBの25倍にもなりますので、同じ月額2~3,000円であれば、使えるデータ量が多い方を選んでおいたほうが良いでしょう。
モバイル回線について「あなたが契約すべきモバイル回線の選び方」でくわしく解説しています。
また、あなたが集合住宅にお住まいであれば、次の章「下り1Gbpsの光回線の中で最安なのは@スマート 光とenひかり」で紹介している固定回線が、月額3,300円という安価な料金でインターネットを利用できます。
下り1Gbpsの光回線の中で最安なのは@スマート 光とenひかり
安い固定回線がいいけど、速度は欲しいという人へ。
@スマート 光とenひかりという回線が通信速度1Gbpsの中でも安くインターネットを利用できます。
月額料金は戸建て住宅か集合住宅かの、住居形態によって変わります。
@スマート 光 | enひかり | |
---|---|---|
戸建て | ¥4,300 | ¥4,300 |
集合住宅 | ¥3,300 | ¥3,300 |
通信速度 | 最大概ね 1Gbps | 最大 1Gbps |
どちらもNTTのフレッツ光の回線を利用したインターネット接続サービスです。
データ使用量に上限がなく、使い放題なので安心してインターネットが楽しめます。
また、enひかりは契約期間の縛りがないので、引越しの予定がある人でも気軽に申込みができます。
ただ、どちらもスマホとのセット割はないので、家族数人が同じキャリアのスマホを契約している場合は、スマホとのセット割が適用される固定回線業者を選んだ方が家族全体の通信費が安くなる場合もあります。
例えば、家族4人がauの携帯電話を利用している場合はセット割( auスマートバリュー )が適用されると、最大で毎月合計4,000円の割引となります。
次にスマホとのセット割が適用される固定回線業者を紹介します。
速度も求めるコスパ優先派にはスマホセット割のあるビッグローブ光・NURO光・ドコモ光がオススメ
ビッグローブ光や NURO光 、 ドコモ光 は、通信速度が速く、スマホとのセット割も適用されます。
また、多くの固定回線業者の中で比較的月額料金が安く、大手の会社なので安心して利用できます。
どの回線も月々のデータ使用量に上限はなく、使い放題です。
ビッグローブ光 | NURO光 | ドコモ光 | |
---|---|---|---|
戸建て | ¥4,980 | ¥4,743 | ¥5,200 |
集合住宅 | ¥3,980 | ¥4,743 | ¥4,000 |
回線速度 | 最大1Gbps | 下り最大2Gbps | 最大 1Gbps |
スマホとのセット割 | au | Softbank | docomo |
ではスマホとのセット割が適用された場合、毎月の携帯電話料金がいくらになるのか具体的に見ていきましょう。
家族内に同じキャリアを使っている人が2人いて、同じプランを選択している想定です。
月額料金および割引額は2人分の金額を合計しました。
ぜひ参考にしてみてください。
au | SofbBank | docomo | |
---|---|---|---|
プラン | auピタットプラン 5GB~20GB | データ定額 5GB | ベーシックシェアパック(~15GB) |
月額合計 | ¥10,960 | ¥14,000 | ¥16,500 |
割引額 | ¥2,000 | ¥2,000 | ¥1,800 |
割引後の月額合計 | ¥8,960 | ¥12,000 | ¥14,700 |
※各スマホ想定プランに関する補足
au・・・auピタットプラン(スーパーカケホ)の5GB超~20GB
Softbank・・・スマ放題ライト データ定額5BG
docomo・・・カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ) ベーシックシェアパック<ステップ3>~15GB
auユーザー×ビッグローブ光
ビッグローブ光はauとのセット割引「 auスマートバリュー 」が適用され、auの携帯電話が1端末につき毎月500円~2,000円の割引が受けられます。
auスマートバリューが適用される条件として、ビッグローブ光電話(月額500円)の加入が必須となります。
ビッグローブ光電話が不要な場合や、auスマートバリューの割引金額が毎月500円のみなど、auスマートバリューが適用されてもメリットが無い場合でも、auユーザーであればもうひとつのセット割が適用されるんです。
それは、「ビッグローブ光×au セット割」というビッグローブならではの割引です。
auの携帯電話を利用していれば、ビッグローブ光の月額料金が500円~1,200円割引されます。
現在契約しているauのプランによって割引額が異なりますが、ビッグローブ光電話が不要な人には嬉しい割引です。
ただし、auスマートバリューが適用されている場合、ビッグローブ光×au セット割は適用されません。
ソフトバンクユーザー×NURO光
NURO光 は対応エリアが関東・東海・関西に限定されますが、回線速度と月額料金で見た場合、コスパが非常に良いです。
スマホとのセット割はSoftbankのおうち割 光セットが適用されます。
Softbankの携帯電話が1端末につき毎月500円~1,000円の割引が受けられます。
NURO光については前章の「コスパ最高!NURO光の2Gbpsプラン」でくわしく解説しています。
NURO光のエリア対象外だった場合は次点としてソフトバンク光 を検討しましょう。
ドコモユーザー×ドコモ光
ドコモ光はdocomoとのセット割引である「ドコモ光パック」が適用されます。
ひとりでdocomoを利用している場合、スマホ主回線1端末のみ月額100円~1,600円引きとなります。
家族で利用するシェアパックの場合は、シェアパックの料金から月額800円~3,500円引き(1端末ごとの割引ではありません)です。
ドコモのセット割はau、ソフトバンクと違って「1世帯に何人ドコモユーザーがいても割引対象おは主回線のみ」となります。
家族でドコモ2人、ソフトバンク2人という場合は複数人が割引対象となるソフトバンクのセット割対象回線にしておいたほうがお得になるということです。
あなたが契約すべきモバイル回線の選び方
次に、モバイルWi-Fiの方が向いている人に向けて、選び方を解説します。
一口にモバイル回線と言っても、WiMAXやYahoo! Wi-Fiなど種類がいくつかあります。
この章では各モバイル回線にどんな違いがあるのか、どう選んだらいいのか、具体的に見ていきます。
ポイントは5つです。
モバイル回線の選び方ポイント5つ
据え置き型と携帯型


画像引用:UQコミュニケーションズ「Speed Wi-Fi HOME L01/L01s」
UQコミュニケーションズ「Speed Wi-Fi NEXT W05」
モバイル回線には大きく分けて2種類あります。
自宅のコンセントに繋げて使う据え置き型の端末(機種)と、どこでも持ち運びができる携帯型の端末です。
Wi-Fiを自宅でのみ使用する場合は据え置き型を選びましょう。
外出時や出張先などでもWi-Fiを使いたい場合は携帯型を選びましょう。
携帯型はWiMAXが機種が豊富でおすすめです。
通信速度
インターネット通信を行う上で重要となるのが通信速度ですがモバイル回線の端末によって速度が違います。
使用する端末のスペックによって最大通信速度が変わってくるので速さを求める人は端末のスペックも確認しましょう。
最新端末ではYahoo! Wi-Fiは下り最大612Mbps、WiMAXは下り最大708Mbpsなので、速度ではWiMAXがオススメです。
通信エリア
モバイル回線は電波が届く場所と、届かない場所があります。
自宅をはじめ、モバイル回線を使いたい地域が通信エリア内なのか必ず確認してください。
料金プラン
モバイル回線はスマートフォンと同じように、1ヶ月にどのくらいのデータ量を使うかで月額料金が変わってきます。
動画やオンラインゲームはデータ量を多く使いますがWEBページの閲覧やメッセージのやりとりはデータ量が少ないので用途に合わせてプランを決めるといいでしょう。
料金プランには、月間のデータ量上限が無制限の使い放題プランもあります。(「ギガ放題」)
ギガ放題プランは月額約4,000円前後で使えます。
逆にあまりインターネットを使わない人は、データ量の上限が決まっているプランを選んだほうが通信費をおさえられます。
WiMAXの月間7ギガまで利用できるプランで3,696円です。
Yahoo!Wi-Fiなら月間5ギガまで利用できるプランで3,696円ですが、Yahoo!プレミアム会員(月額462円)になると、Yahoo!Wi-Fiの月額料金が2,480円になります。
Yahoo!Wi-FiとYahoo!プレミアム会員の月額料金を合わせると約3,000円なので、毎月のデータ使用量が5ギガまでの人ならYahoo!Wi-Fiがオススメです。
契約期間
モバイル回線の会社やプランによって、契約期間が違います。
2年契約の場合もあれば、3年契約の場合もあります。
契約期間の更新月に解約しないと違約金が発生するので、モバイル回線を使用する期間が決まっている人は、確認してから契約しましょう。
外出先でモバイル回線をたくさん使いたい人は、携帯型の使い放題プランがピッタリです。
自宅でインターネットを楽しみたいけど、あまりデータ量は使わないという人は据え置き型で、データ量が決まっているプランがオススメです。
モバイル回線で一番コスパがいいのはWiMAX
さて、モバイル回線の選び方が分かったところで次は具体的にどのモバイル回線がいいのか見ていきましょう。
料金と最大速度を比較しました。
プランはデータ量上限のない、使い放題のものを挙げています。
Yahoo! Wi-Fiのモバイル回線データ
Yahoo! Wi-Fi | |
---|---|
プラン | Yahoo! Wi-Fi 4G/LTE データプラン2+アドバンスオプション |
月額料金 | 4,380円 |
(3,696円+684円) | |
契約期間 | 3年 |
端末 | 603HW |
端末価格 | 0円 |
速度 | 下り最大612Mbps |
スマホとのセット割 | なし |
UQ WiMAXのモバイル回線データ
UQ WiMAX | |
---|---|
プラン | UQ Flat ツープラス ギガ放題(2年) |
月額料金 | 4,380円 |
契約期間 | 2年 |
端末 | Speed Wi-Fi NEXT W05 |
端末価格 | 2,800円 |
速度 | 下り最大708Mbps(※1) |
スマホとのセット割 | auスマートバリューmine 適用可 500円~1,000円割引 |
カシモWiMAXのモバイル回線データ
カシモWiMAX | |
---|---|
プラン | カシモWiMAX2+ ギガ放題プラン |
月額料金 | 1~2ヶ月目1,380円 |
3~24ヶ月目3,380円 | |
25ヶ月目以降4,079円 | |
契約期間 | 2年 |
端末 | Speed Wi-Fi NEXT W04 |
端末価格 | 0円 |
速度 | 下り最大440Mbps |
スマホとのセット割 | なし |
※1オプション利用時の速度。+1,000円のLTEオプション利用時のみ通信速度が下り最大708Mbpsになるが、通信速度制限(月間7GB超)が適用されてしまう
Yahoo! Wi-Fi
Yahoo! Wi-Fi 4G/LTE データプラン2(3,696円)に、通信エリアが広くなり、月間データ通信容量上限なしになるアドバンスオプション(684円)を付けると、通信速度制限なしで下り最大612Mbpsの高速データ通信が利用できます。
契約期間が3年と、少し長めです。
携帯電話のセット割がないので、auユーザーには他の2社に比べて割高になります。
UQ WiMAX
UQ Flat ツープラス ギガ放題(2年)というプランは、月間データ通信容量上限なしの使い放題プランです。
WiMAXの標準通信エリア内であれば下り最大440Mbpsで利用できます。
しかしLTEオプションという、通信エリアが広くなり、通信速度も速くなる(下り最大708Mbps)オプションを付けると、月間の通信量が7GBを超えた場合、速度制限がかけられてしまいますので注意してください。
auユーザーは、携帯電話の月額料金が値引きになる auスマートバリュー mineが適用されます。
携帯電話の料金プランによって、1端末につき月額料金から500円~2,000円の割引が受けられます。
カシモWiMAX
カシモWiMAX2+ ギガ放題プランも、使い放題のプランです。
カシモWiMAXは、UQ WiMAX同じ通信回線を使用していますが、料金が全然違います。
WiMAXという通信回線の販売窓口が変わると、料金も変わってきます。
また、ここで紹介している端末は最新のものではないというのも、料金に差が出た理由のひとつです。
ハイスピードプラスエリアモードというオプションも、UQ WiMAXのLTEオプションと同じく、通信エリアが広くなり通信速度も速くなるが、月間の通信量が7GBを超えると速度制限がかかる、というものです。
携帯電話のセット割は適用されません。
筆者のオススメはカシモWiMAXの、カシモWiMAX2+ ギガ放題プランです。
使い放題のプランなのに月額料金が圧倒的に安く、契約期間も2年と短いのが魅力です。
ただ、契約月数が25ヶ月以降になると月額料金が上がりそんなにお得ではなくなるので、2年ごとに契約を見直した方が良いでしょう。
まとめ
それでは、Wi-Fiの引き方と固定回線・モバイル回線の特徴と月額料金をおさらいしましょう。
オススメ回線も、もう一度ご紹介しますね。
Wi-Fiを引くためにはインターネット回線に申し込む必要があります。
インターネット回線には、固定回線とモバイル回線の2種類があります。
固定回線(光回線)
- メリット
- 回線速度が速い
- インターネット接続が安定していて、途切れない
- デメリット
- 月額料金がモバイル回線より高い
- 基本的に取り付け工事が必要
- 自宅でしか使えない
オススメのプラン
- 速度重視ならNURO光の2ギガプラン
- NURO 光・・・4,743円
- NURO 光 for マンション・・・1,900円~2,500円
- とにかく安さ優先ならフレッツ光ライト
- NTT東日本・・・戸建て3,300円、集合住宅2,500円
- NTT西日本・・・戸建て3,700円、集合住宅3,100円
- 下り1Gbpsの光回線の中で最安なのは@スマート 光とenひかり
- @スマート 光・・・戸建て4,300円、集合住宅3,300円
- enひかり・・・戸建て4,300円、集合住宅3,300円
- 速度も求めるコスパ優先派にはスマホ割のあるビッグローブ光・NURO光・ドコモ光がオススメ
- ビッグローブ光・・・戸建て4,980円、集合住宅3,980円
- NURO光・・・戸建ておよび7階建て以下の集合住宅4,743円、8階建て以上の集合住宅1,900円~2,500円
- ドコモ光・・・戸建て5,200円、集合住宅4,000円
モバイル回線
- メリット
- 月額料金が固定回線より安い
- 工事が不要
- 持ち運びできる(外出先でも使えるものがある)
- デメリット
- 固定回線より速度が遅い
- 通信接続が不安定
オススメのプラン
- カシモWiMAX2+ ギガ放題プラン
- 月額料金・・・1~2ヶ月目1,380円、3~24ヶ月目3,380円、25ヶ月目以降4,079円
固定回線とモバイル回線にはそれぞれ長所と短所があるので、自分に合ったものを見つけましょう。
そのためには、どこで使うのか、料金を重視するのか、速度を重視するのか、しっかりと選ぶことが重要です。
自分にピッタリの回線を見つけて、快適なインターネット環境をお得に楽しみましょう!
おすすめの光回線プロバイダとポケットWiFiに関しては、それぞれ以下の記事でも比較・解説をしていますので、ぜひあわせてご覧ください。
Soldi編集部は「おうちのお金をスマートに」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。