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プロバイダの5つの役割を解説!プロバイダと回線の違いって何?

プロバイダーと回線の違いのイメージ
一人暮らしや新居への引っ越しなどのタイミングで、初めて自分でインターネットを契約するという方が多いですよね。

各社とも様々なプランがあり、最初は混乱してしまいがち。

ただでさえ難しい用語の並ぶインターネット契約の中でも、『プロバイダ』の存在は特に多くの人がつまづくポイントです。

プロバイダは回線と並んでインターネットを接続するためには欠かせないものなのですが、役割が見えにくいため、初心者には「なぜ必要なのか」がわかりにくいですよね。

  • インターネットはフレッツ光を選んだはずなのに、プロバイダも選ぶってどういうこと?
  • インターネットを変えたら請求書が二重に来たんだけど、プロバイダと回線って違うの?
  • プロバイダが違うと何が変わるの? 

この記事ではそんな疑問をお持ちの方へ、インターネットにおけるプロバイダの役割について解説します。

モヤモヤしたまま契約しては、せっかくのインターネットも楽しめません。

プロバイダと回線の違いや、プロバイダによって変わるお得なメリットなどを知って、納得のいくインターネット契約をしましょう。

回線とプロバイダの違い

物理的な工事を行う「回線業者」と信号を送る「プロバイダ」

プロバイダはISP(Internet Services Provider)とも呼ばれ、「供給する」という意味の「プロバイド」(provide)が語源です。

OCN、So-netなどの 「プロバイダ」が提供するのは形のない「サービス」です。

パソコンを立ち上げてから郵送されたパスワードなどを使って認証をすることで、プロバイダが提供するサービスが使えるようになります。

一方で回線業者は、 インターネット通信でデータの通り道である回線の「設備」を提供する会社です。

光などの回線を家までつなぐ物理的な工事や、モデムやルーターなどの各種機器の貸し出しも行います。

工事の日程のやり取りや、実際に工事を行うスタッフは回線業者の方です。

今契約しているのはどの業者かを把握しよう

さて、回線業者とプロバイダの違いが分かったところで、まずは今自分が検討や契約をしている業者はどれにあたるのか調べてみましょう。

既に契約している方は、請求書や引き落としの明細などで確認できます。

請求書が2ヵ所から来て困っているという方は、おそらく1つは回線業者、もう一つはプロバイダのはずです。

インターネットをするには必ず回線業者とプロバイダの両方との契約が必要だからです(理由については次の章で話します)。

特にフレッツ光の場合、請求書が回線業者(NTT)とプロバイダの2ヵ所から届く人も多いはずです。

回線業者とプロバイダが初めからセットで決まっている一体型の業者もあるため、ごっちゃになっている人も多いですが、インターネットをするために契約する会社は大きくこの3種類に分けられます。

あなたの家に届いている請求書の差し出し社名を下記のリストで照らし合わせてみてください。

回線業者

  • NTT西日本・東日本(フレッツ光)
  • KDDI(auひかり) など

プロバイダ

  • OCN
  • So-net
  • Yahoo!BB
  • BIGROBE
  • @nifty
  • SANNET
  • hi-ho
  • ぷらら(plala)
  • ASAHIネット
  • Toppa! など

回線・プロバイダ一体型(回線業者とプロバイダが初めからセットの契約)

  • auひかり
  • 光コラボ系…ソフトバンク光、ドコモ光、OCN光など
  • 地域限定系…NURO光(関東)、HOTCN(北海道)、コミュファ光(東海)、eo光(関西)、MEGA EGG(中国地方)、Pikara(四国)、BBIQ(九州)など
  • ケーブルテレビ型…J:COMなど
  • モバイル回線…UQWiMAX、LTE(スマホ、モバイルWi-Fi)など

一体型は契約や請求も全てまとめられていることが多く、らくちんだと感じる人が多いためどんどん普及してきているようです。

また、携帯電話とのセット割引なども近年増えてきています。

なお、各地域の電力会社が提供しているプロバイダなどは利用可能な地域が限られていますが、NTT光回線のエリア外にお住まいの方でも対応できる場合があります。

「IPアドレスの発行」はプロバイダの不可欠な役割

ここからは本題となる「プロバイダの役割」について解説をしていきます。

この章ではプロバイダの役割として必ず行われる「IPアドレスの発行」について説明します。


プロバイダの一番の役割は、IPアドレスの発行です。

補足:IPアドレスって?
IPアドレスとは、個々のパソコンに与えられる、いわゆるネット上の住所のようなものです。 

IPアドレスはインターネットの世界に入るための入場券のようなもので、これがないと自由にネットサーフィンを楽しむことができません。

回線業者はあくまでインターネットまでの道路を繋げてくれるインフラ業者、プロバイダはインターネットの世界に入るのに必要な入場券売り場だと思ってください。

IPアドレスは実際には毎回違う番号が割り振られますが、使える番号はプロバイダごとに決まっています。

ですので、ネット上での脅迫など何かトラブルがあった際には、IPアドレスから利用者(利用したパソコン)の特定が可能になります。

また、法人や大学などの場合、「固定IP」といって毎回同じIPを使用するケースもあります。

個人でも自宅でサーバーを立ち上げたり、外出先から自分のパソコンにアクセスしたりする場合は固定IPが必要になります。

固定IPに対応していないプロバイダもありますので、利用を検討している方は注意しましょう。

インターネットをさらに楽しむためのプロバイダの役割4つ

ここまでで、プロバイダとはインターネットを利用するために不可欠な「IPアドレス」を与えてくれる、インターネット接続に必要な存在であることがわかったと思います。

そして、プロバイダにはIPアドレスの付与以外にも様々な役割・サービスがあります。

ここからご紹介する役割はインターネット接続において必須な機能ではなく、オプション的なサービスです。

なので、「自分には必要か?」という観点で読み進めて頂いて、自分の必要なサービスを適切な値段で受けられるよう、プロバイダ選びの参考にしてください。

メールアドレスを発行

プロバイダは各社それぞれ、独自のメールサーバーを管理しています。

携帯メールで@の後にdocomoなどの会社名がついているのと同じで、プロバイダ会社ごとに異なるメールアドレスを発行してもらえるのです。

近年はGmailなどWEB上で簡単に使えるフリーメールが主流ですが、フリーメールは匿名でも取得可能なため迷惑メールとして処理されてしまうことがあったり、各種Webサイトの会員登録や通販の際に使用できないケースもあります。

プロバイダメールアドレスのメリット

プロバイダのメールアドレスの利点は、セキュリティが充実していることのほか、クレジットカードの保持と同じで、プロバイダメールアドレスを持っている人は信頼性が高いと思ってもらえることが挙げられます。

複数のアドレスや独自ドメインを取得できるプロバイダもあるので、小規模な法人や個人事業主の方は仕事の際のアピールポイントにも使えます。

プロバイダメールアドレスのデメリット

デメリットはプロバイダ変更をするとアドレスが変わってしまうことが挙げられます。

ですが、月200円程でメールアドレスのみ継続できるプランを持つプロバイダも存在します。

つまりこれは、プロバイダメールアドレスが不要な人にとっては「契約金額を下げられるチャンス」、つまりメリットと捉えることも可能です。

メールアドレスを利用しなければ料金が下がるというプランを用意しているプロバイダもありますので、あまり使わない方は検討してみても良いでしょう。

その際、プロバイダメールアドレスをやめてフリーメールに変更することになるため、自分がよく使うサービスがフリーメールでも利用可能かを事前に確認することをおすすめします。

Wi-Fi、無線LAN機能の提供

無線LANのオプションが利用できるプロバイダもあります。

3DSなど、インターネットへ直接接続する機能を持っていないゲーム機でネット接続したい場合や、家の中のどこでも自由にインターネットを楽しみたい場合に便利な無線LAN。

家の中でスマホ通信などを固定回線のWi-Fiに接続することで携帯のデータ量を抑え、携帯料金を安くできるため、近年需要が高まっています。

この無線LAN環境を構築するために必要な無線LANカードを無料または格安でレンタルしてくれるオプションがあります。

なお、Wi-Fiルーター自体は電気店などでの購入でもレンタルでも、どちらもOKな場合が多いです。

また、カフェや駅などの公衆無線LANを割安で加入できるオプションを提供しているプロバイダもあります。

困ったときのサポートが充実

出張時の接続設定サポートや、電話やメールなどで問い合わせると疑問を解決してくれるのもプロバイダの役割です。

自分1人で設定ができるか心配な場合や、離れて住む両親の家にネットを引いてあげたい場合などに安心のサービスです。

逆に、インターネットなどで自分で調べて解決できる自信がある人には不要なので、サポートのオプションは価格を下げるために検討しても良いと思います。

レンタルサーバーやセキュリティの提供などお得なサービス

趣味や自営業などで自分のホームページを作りたい人は、 プロバイダが提供するレンタルサーバーを利用できます。

メリットは費用がタダもしくは安いことですが、プロバイダを変えると利用できなくなるデメリットもあります。

プロバイダではなく一般のレンタルサーバー業者でも月額数百円程度から契約できるプランも多いです。

そのため、引越しなどで数年以内にプロバイダを変更する可能性があるけどホームページを作りたいという人には、最初から一般のレンタルサーバを借りる方をおすすめします。

その他、セキュリティ面では迷惑メールの受信拒否設定など、セキュリティ関連の設定が細かにできるプロバイダもあります。

携帯電話とセットで割引になるプロバイダ・回線も要確認

また近年、携帯電話各社では、特定のインターネットサービスとセットで契約することで料金が割引になるサービスを打ち出しています。

スマートフォンの普及で携帯電話代が上がり、少しでも節約したいという方は、 自分の携帯電話会社とセットで割り引かれるプロバイダ・回線をチェックするべきです。

ドコモ・ソフトバンクは光コラボのプロバイダで割引に

スマホがドコモならインターネットはドコモ光、ソフトバンクならソフトバンク光やYahoo! BB ADSLなどが割引の対象となります。

ドコモ光やソフトバンク光などはNTTの光回線を借りて使用している「光コラボ」という仕組みであるため、フレッツ光からそのままのプロバイダで乗り換える(転用する)こともできます。

この場合工事が不要なので工事費用も節約することができますね。

auひかりは割引適用プロバイダが多い

auは割引対象の範囲が広く、自社が運営しているauひかりのほかに提携企業であるeo光(関西)、コミュファ光(東海)などの系列の地域限定プロバイダも割引の対象になります。

支払いもまとめてできるので、もし長年使っているお気に入りの携帯キャリアがあるなら、割引を目当てにプロバイダを選ぶのも一つの選択肢です。

まとめ

このようにプロバイダの役割は様々ですが、IPアドレスはどのプロバイダでも必ず発行されるので、あとは料金やサービスなど、自分の一番重視している点を元に選ぶと良いでしょう。

おさらいになりますが、プロバイダの役割は、大きく分けて次の5つです。

  1. IPアドレスの発行
  2. メールアドレスの発行
  3. Wi-Fi、無線LAN機能の提供
  4. 設定サポート
  5. レンタルサーバーやセキュリティの提供など

また、プロバイダを選ぶ際には、自分に合ったメリットがあるプロバイダを選ぶことが重要です。

スマートフォンやタブレットなどで使える無線LAN(Wi-Fi)に対応しているか、困ったときに電話でサポートしてもらえる体制があるか、料金は希望の範囲内かなど、チェックポイントを先に決めると納得したプロバイダ選びができるようになります。

また契約時のキャッシュバックや、携帯電話とセットで使うと料金が割引になるなどのサービスを実施している会社もあります。

しかし、対応地域が限定されている場合や、あらかじめプロバイダが決まっているマンションなどもあるため、選ぶ際には注意しましょう。

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